面接官に「君が珍獣にしか見えない。人としてダメ」と言われた男性が怒りの反論 | キャリコネニュース
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面接官に「君が珍獣にしか見えない。人としてダメ」と言われた男性が怒りの反論

画像はイメージ

面接官に暴言を吐かれたという人からの投稿が後を絶たない。面接中の振る舞いが会社の印象にどのような影響を与えるのか、想像できない面接官もいるようだ。

静岡県の40代後半の男性(正社員・職員/年収550万円)は、転職活動中に遭遇したトンデモ面接官について明かした。それは、大手転職エージェント経由でスカウトされたという、食品加工販売会社での面接での出来事だった。

面接官は40歳くらいの女性社員と代表取締役だった。面接の途中で代表は男性に向かって、あり得ない暴言を吐いたのだ。

「私は君が珍獣にしか見えない」「君は人としてダメである」

初対面の相手に、それも面接で言うようなセリフにはとても思えない。男性によると、面接前から様子がおかしかったようだ。

「君は人を育てるのができないんだよ!」

受付を済まして応接室に入るなり、面接官からアンケート記入をお願いされた。その内容は、「住所、健康状態、精神状態、現在・過去の病気、怪我。睡眠時間、お酒を飲むかどうか。犯罪歴の有無など」だった。

面接が始まると、「配偶者の労働の有無と健康状態、実家があるかどうか、両親は存命か、健康状態はどうかなど」も聞かれた。いずれも面接で聞くには不適切な質問だ。

男性も、差別になりかねない質問のオンパレードに、違和感を抱いたようだ。というのも、男性には会社経営の経験があり、面接したこともあるからだ。

男性はそれまでの経歴を、「偏差値60の大学を卒業後、一部上場企業の営業を4年勤めたあと、妻の父親が経営する年商1億5000万円の仕出し、弁当屋を継ぐ」と明かす。

コロナ禍により売上が激減するも、「ふるさと納税返礼品事業への参入、新規販売ルートの開拓などで経常利益を確保」した。しかし人手不足に悩まされた。

「継続的に求人をしていたが、解消されず、年間休日10日ほどの激務をこなしていく日々に限界を感じて、黒字廃業を決意」

面接でも仕出し弁当屋を廃業する経緯を伝えた男性。すると代表は、こう言い放った。

「君は人を育てるのができないんだよ!」

やむなく会社を畳むことを決意した相手に、かける言葉だろうか。

しかも「具体的な仕事内容は一切教えてもらえず」

人手不足に陥ったのは、「仕出し弁当業は、朝5時出社、土日出勤、忙しい日は朝4時出社」というハードさゆえだった。男性自身は「朝3時出社、16時半退社」とさらに激務だった。

代表にそのことを伝えても「私は君が珍獣にしか見えない」や「君は人としてダメである」などと、人格否定を通り越し、支離滅裂なことを言われる始末だった。

「ワタクシ、これでも専務取締役12年、代表取締役約3年やっておりますが。数字も残してますし、職務経歴書にも具体的な売上高、経常利益を3期記入してありますが、見てくれてますよね?? 企業スカウトですよ?そちらから私の履歴書、職務経歴書を見て書類選考通過で面接ですよね??」

と心のなかで毒づいた男性。その後も、代表の失礼な発言は続いた。「私の会社の経営がなってないだ、こうすれば良いとか、自分の会社は大きな会社としか取引しないだとか」という「どうでも良いこと」ばかり話をされ、終始、大人な対応をしていた男性も、ついに堪忍袋の尾が切れた。

「あまりにも腹が立ったので、『本当に求人されているのでしょうか?』と質問をする。だって、私には人を育てる事ができないって言ってるということは、そちらは人を育てることができているってことだろうと。そうであれば求人をしなくても、そのポジションの下の社員を格上げすれば良い話であり」

途中退席こそしなかったものの、腸が煮えくり返る思いだっただろう。しかも、肝心の仕事内容や給与についての回答も、納得のいかないものだった。

「営業職、管理職候補の求人でしたが、具体的な仕事内容は一切教えてもらえず、希望年収を聞かれたので求人に記載の年収MAXの600万と答えた途端、代表取締役と面接官から冷ややかな視線が」

仕事内容も明かさないとは、一体なんのための面接か。本当に人を採用するつもりなのか疑いたくもなるだろう。

「テレビ、雑誌に載ってる会社、意外とそんなもんなのかな?と疑心暗鬼です」

これにめげることなく、転職活動がうまくいくように祈りたい。

 

 

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