女性は病気で「妊娠が絶望的」と言われていたにもかかわらず「運悪く(運良く?)妊娠してしまいました」と明かす。仕事に就いたとたんに妊娠で産休・育休に入るのは、当然の権利とはいえばつが悪かっただろう。しかし派遣会社の担当者から告げられたのは、意外にもあたたかい言葉だった。
「当時の派遣会社の担当者からは『出産後、保育園に預けたら戻れるように手配しておく』『だから他は受けないように』『即戦力だから必ず戻るように』と言われていたので、4か月になった子どもの預け先を急いで決め、連絡を取りました」
こうして正社員登用が待っている仕事に復帰するはずだった。ところが
「当時の担当者は辞めており、新しい担当者から即戦力での採用ではないこと、戻る手配は無いことを告げられました」
と絶望的な状況に陥ってしまう。担当者が変わると、こうも対応が変わってしまうものだろうか。仕方なく別の会社の面談へ出かけたが、同行した新しい担当者は信じられないことを言ってきた。
「極めつけは(中略)『うちの会社でもこの子持ちクソババアの面倒誰が見るよって話題ですよ』という発言!ありえなさ過ぎて派遣登録を辞めました」
驚くことに社内で噂される子持ちへの差別発言を、そのまま伝えてきたのだからマタハラではないだろうか。しかもその会社のずさんな対応はまだ続いた。
「辞めたあとも仕事の紹介のメールがたくさん届いた上、内容も全く経験がない職種の経験者募集のもの。 何故データが残っているのか。辞めたのにメールを送らないでほしいと思い、データを消してほしいことと新担当者から『子持ちクソババア』と言われたことを返信しました」
会社に苦情を入れた女性だが、あまり効果はなかったようで「1年経ちましたが未だに謝罪はありません」と悲しげに綴った。
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