それは、とある年末のことだった。女性は、「前回仕事に来たときにはたくさん置いてあった絵付き年賀がすべてなくなっている」と気がついた。オーナーに「全部売れちゃったんですか?」と尋ねると、「うんまぁね」と言って帰っていった。全部売れたという割には、なぜか「かなり不機嫌そう」だったのが気になった女性。
「その後、ほかのパートさんから聞いた話によると、夜間に盗まれたそうだということでした」
オーナーは、当時高校生だった女性に心配かけまいと思い、とっさに嘘をついたのかもしれない。万引きは複数の犯人によって行われたようだ。その手口は……
「実はうちの店はトイレが別の場所にあって、店内から鍵を開けないと入れないようになってました。夜勤で一人回ししている時間を狙って、一人がトイレを借り、(店員が)鍵を開けにいってる隙に、一人が盗むという大胆な犯行だったそうです」
夜勤を一人で回していると知っている者の犯行だったのだろうか。この出来事から30年ほど経過しているが、女性には忘れられない思い出になってしまったようで、「オーナーの不機嫌な声は今でも思い出します」と投稿を結んだ。
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