医療系の仕事をしている女性。「特にソーシャルワーカーは職場を超えた研修などあったりするので、顔見知りが多い業界とも言えます」と、業界内特有の事情を明かす。女性は他県の病院で10年ほど勤務していて、そのような研修に参加する機会がなかったため、面接官に疑いの目をかけられた。
「履歴書を不審に思ったのか、面接の方は私の職歴を疑ったのでしょう。『〇〇病院に勤務したのは何年から何年でしたか?』と、履歴書に書いてあることを言わせたり、『当時のリーダーは誰でした?』『〇〇君はいましたか?』『誰と同期でしたか?』という、人に関する質問や、施設設備のことなど、次から次へとその病院にいたかどうかを確認するような質問ばかりされたのです」
面接官から虚偽の経歴ではないかと疑われてしまった女性。面接を受けながら「疑われているな」とは思ったが、「きちんと答えると、納得したのか、病院内や系列施設を案内してくれました」という。
「その段階になると、採用前提な発言も見られたのですが、結局辞退しました。家に帰ってから、疑いの質問ばかりだったことが辛くなり、就職してもうまくやれなさそうだと思ったのです。他の病院で採用が出たこともあり、丁寧に辞退しました」
やはり面接でのやりとりが辞退の決め手になったようだ。
「そんなことで?と思われるかもしれませんが、信頼関係が大事な職種ですので、疑いから入られてしまうのは無理でした」
医療系に限らず、信頼関係のない職場で働きたい人はいないだろう。
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