ちょっと話は変わるが、先日おーぷん2ちゃんねるに「未だにパチンコ打ってる奴って金持ちの勝ち組だよな」というスレッドが立っていた。スレ主はこの主張を本文でこう補足している。
「パチンコ引退した当時は下に見てたけどパチンコやめてもQOLは急に上がらんしワイが貧乏なだけだと気付いた」
恐らくこの人は以前パチンコにじゃぶじゃぶお金を使って見返りらしい見返りも得られずに破滅しそうになり、流石に足を洗ったんだろう。しかしいざパチンコから離れても金回りは良くならず、結局自分が貧乏であると気付いた、ということのようだ。
まずスレ主に関しては経緯はどうあれパチンコを離れることができたのが凄いと思う。まさに鉄の意思。僕には備わっていないメンタリティだ。
その上でまだ自分が貧乏と嘯いているが、実際にパチンコをやめたことで、彼はパチンコに依存して無駄に時間を費やす機会からも離れることに成功したわけで、その時点でQOLは確実に高まったはず。
後はその時間の使い方次第で、楽しく幸せに生きるきっかけが見つかるんじゃないかな? 僕には具体的なことはさっぱり分からないけど(パチスロ依存症だから)。
パチンコで得られるものは少ない
さらにスレ主は「パチンコやってる奴は負け組じゃなく金持ちの勝ち組だと解釈した方が自分にとって建設的じゃないかと思い始めた」とも書き込んでいる。まあ金持ちの勝ち組云々が正しいかは別として、要するに自分みたいなカツカツな人間はパチンコをするべきではない、と思うようにしたようだ。
パチンコで得られるものって少ない。時間や経費を引き換えにして手に入るものは、苛立ち、焦り、自己嫌悪、それからお金だ。資金を投じて得るものが安定しないんだから、考えてみればこんなにバカな趣味もない。
ぶっちゃけ嫌味な話をすると、僕は20年パチンコホールに通っているが、収支はちゃんと黒字だ。だから100%パチンコ趣味を持ったことを悔やんでいるわけでもない。30%ぐらいは「まあでも、良かったかな」とは思っちゃってる。これがきっとよくない未練を産んでるんだろうなぁ。
一方でスレ主は「パチで飛んでた金が他のところに行っただけで、QOLを上げるには収入を底上げするしかないと気付いたわ」とも書いている。パチンコにどっぷりハマっている状態の人間では、きっとこんな文字列は入力できない。
その上でスレ主は「今は副業と投資の時代」と認識しているようだ。どちらもリスクはあるが、少なくともパチンコにお金を使うよりはマシだろう。
ただ……現実問題、パチンコを続けている人は金持ちの勝ち組ではなく、見るからに余裕がなさそうな人が多い。昔はもうちょっと身なりに気を遣ってる客が多かった気がするんだよね。これは偏見だけど……今残ってるユーザーなんて、借金して打つのが当たり前と思ってる人ばっかりなんじゃないかなぁ。