働くうえで職場のトイレ事情は重要だ。埼玉県に住む50代前半の女性(事務・管理/年収400万円)は、「従業員数が17~8人という小規模な職場」に勤めていたときの苦労を回想した。
「職場の部屋は2部屋のみで、各部屋にトイレがあったのですが、これが部屋の『中』にあったのです。いうなれば、部屋にあるロッカーや戸棚のような位置にあったため、机のすぐ横にトイレがあるようなものでした」
部屋の中にトイレがあるなんて聞いたことがない。(文:真鍋リイサ)
来客時はトイレを使えず、近くの量販店のトイレへ
「なので、誰がいつトイレに入ったのか、トイレにどのくらいの時間入っていていつ出てきたのかが、部屋のどの位置からも丸見え」
「なにより嫌なのは、トイレのドアの建材が薄く、『排泄時』の『音』が『丸聞こえ』なことでした」
同僚に自分のトイレ事情を知られてしまう環境には、行きたくなくなってしまうだろう。さらにトイレを使用できない状況になることもあったそうで、
「事務室兼応接室として使われていたもう一方の部屋のトイレは女性専用のトイレとしていたのですが、来客でその部屋がふさがってしまうと、女性社員はその部屋のトイレを使うことができず、事務所近くの量販店のトイレまで行くというのもしばしばでした」
女性の退職理由の一つに、トイレ問題あったのは間違いなさそうだ。
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