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スーパー勤務で400日連動 「お願いだから死ぬ前に仕事辞めて」と母親から懇願された女性

画像はイメージ

人手不足に陥っている職場は長時間労働になりがちだ。福井県の50代女性は、テレビでもよく取り上げられる某有名スーパーで働いていたことがあるといい、そこでは

「精肉部門立ち上げのメンバーに入っていたこともあり、400日以上1日も休みはなく、月の勤務時間も380時間を超えていました」

と明かす。月の労働時間が380時間となると、1日あたり12時間労働になる。それを400日連勤したというのだから並大抵のことではない。明らかに労働基準法違反だが、あるカラクリがあったというのだ。(文:林加奈)

昼休みはなし「5分ほど抜け、パンを一個詰めこんでトイレを済ませて戻る」

「いつの頃からか、タイムカードを息子の名前のカードで打っておいてと言われ、週に2回息子の名前のタイムカードで打刻してました。なので、帳簿上は私は週休二日になっているようです」

と明かし、会社側の悪質さが際立つ。休憩もないに等しかった。

「昼休みもなく、5分ほど抜けさせてもらって、パンを一個詰めこんでトイレを済ませて戻って来るのが精一杯」だった女性。「唯一の救いは好きな職種で仕事をしていて楽しいと感じられていたことでした」というが、さすがに過労で3回ほど倒れたそう。それなのに社員から「人がいないから明日も出てきて」と言われ、女性は責任感から倒れた翌日も出勤したというから驚きだ。

「私の身体を心配した母親から、お願いだから死ぬ前に仕事辞めてと懇願されて2年ほどで退職しましたが、仕事は嫌いではなかったのでちょっと残念でした。仕事が好きでやっていたから、こんな400日以上1日も休みなし、月の勤務時間も380時間を超えていても死なずに済んだのかなと思っています。残業時間100時間越えるとデッドラインとかよく耳にしますが、『私220時間越えてたけど』っていつもツッコミます」

と振り返った女性。母親が止めに入らなければ勤務を続けていたのかと思うと恐ろしい。

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