冬のボーナスに一喜一憂する時期がやってきた。良好だった会社の業績や自身の成績がダイレクトに反映されれば喜びもひとしおだろう。東京都の40代男性(営業/建設資材のレンタル/年収750万円)は、
「昨年は48万円でしたが、 今年は118万円でした。 業績が良く、利益が目標の280%だった事もあり、反映してくれたようです」
と倍以上に増えた喜びを語った。一方で、親会社のほうではそうもいかなかったようだ。(文:篠原みつき)
「親会社は業績が悪かったので80%しか出なかったみたい」
男性が勤務する子会社は業績が大幅に伸びたが、
「親会社は業績が悪かったので80%しか出なかったみたいなので、ありがたいです」
と胸をなでおろした。
今年から賞与の制度が変わり減額したと語るのは、千葉県の50代女性(システムエンジニア/年収850万円)だ。30万円ダウンだが、実はさほど悪影響ではないようだ。
「上期の6月夏のボーナスに前年度の評価査定金額を上乗せする事にかわり、30万を来年度に回す事になったので、今年度の冬は、 額面150万→120万に減った」
「かわりに夏は冬のプール30万を上乗せされ、150万→180万になる」
減らされた分は来年の夏に期待、ということなのだろう。
一方、東京都の50代男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収500万円)は、
「金額は56万ですが、期初にボーナス評価があり成績に応じて減額されます」
とやや不満げだ。というのも、会社側にこんな事情があるらしい。
「転職サイト等で年収公開されることを踏まえて、給与+賞与だと相場的に低く見えてしまうため、疑似年収制っぽく決められた額が支給されています」
つまり表向きは年俸制のように高めに設定してあり、いざとなったら減額評価されて減らされるのだろうか。不満に思うのは無理もない。ボーナスは社員のモチベーションに影響するのだから、せめて普通に支給してほしいものだ。
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