進学校の同級生にとって大学進学は当然だった。そのため女性が家庭の事情から「大学に進学しない」と話すと小馬鹿にした態度を取られ、それが悔しくて大学進学を諦めなかったという。
「同窓会で高校の同級生に会いましたが、小馬鹿にするような態度を取られることはなくなりました。高学歴な若い人たちは無意識に人を学歴で見る人が多いと思います。こういう環境では最低限でも学歴があった方が生きやすいと思いました」
若いときほど学歴が物を言うと感じたようだ。一方で大学では遊びまくり半年留年し、就活もせず秋の卒業式を迎えたが、教員から「卒業生を採用したい会社があるらしい。エントリーしてみないか?」と言われ、その後採用された。就職浪人せずに済んだのは学歴があってこそ。その就職先で運命的な出会いもあった。
「数年後にその会社の総合職の先輩と結婚し、さらにその数年後には子宝にも恵まれました。今思い返すと、高校時代に大学進学を諦めていたら、今のような未来はなかったのではないかと思います。1浪時代はバイトに勉強に本当に大変でしたが、あの時頑張って本当に良かったと思っております」
もちろん学歴が全てではないが、学歴がある人は結婚相手にも同じような学歴を求める傾向がある。
なお女性は現在、研究開発補助員として時短勤務している。仕事と子育てを両立しているようだ。
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