客の勘違いで理不尽なクレームを言われることもある。間違いに気付いたら謝罪くらいしてほしいものだ。佐賀県に住む50代の男性(サービス・販売・外食)は数十年前、「家電も扱うディスカウントストア」でアルバイトをしていた時に、こんなクレーマーが店を訪れたという。
「ここで最近買った小型家電がすぐ壊れた」
「安く売ってるのはスグ壊れるように作ってるんでしょ」
「こんな簡単に壊れるならココで買うんじゃなかった」
壊れた家電の動作を確認している最中にも、こんな風に罵詈雑言を浴びせて来たという。ところがその後、信じられない事実が発覚した。(文:長田コウ)
「よくよく見たらその商品、当店で扱ってないメーカー製」
男性は故障したことを謝りながら、その家電が動作しなくなっていることを確認した。そこで「保証書をお持ちですか?」と訊ねると、客は勢いよく「あるわよ!」とバッグから保証書を出してきた。しかし、
「保証書には当店と全く関係ない電器店の印、購入日みたら数年前…、全然最近じゃない。よくよく見たらその商品、当店で扱ってないメーカー製」
完全に勘違いで持ち込まれた他店の商品なのに、散々クレームをつけられてしまったのだ。男性は「店をディスられたムカツキ抑えつつ丁寧に」客にこう伝えたそう。
「お客様、保証書期限過ぎていますので…こちら有料商品となります。それと当店では取り扱ってないメーカーさんの商品ですのでウチでお預かりすると修理にお時間が掛かります。購入された電器店さんで頼まれた方が…」
おそらく「うちで最近買った物じゃないですよね」とも言いたかっただろうが、きちんとした接客態度で説明した。しかし、客の態度は横柄なままだった。
「『あ、ここじゃ無かったの?もう店名が紛らわしいのよ!』と持って来られた品々、ふんだくるようにして帰られた」
もちろん男性は納得がいかない。自身が働いているディスカウントストアとこの客が家電を買った電器店を比べ、「店舗も離れてるし外観も似てないのに…」と呆れたように書いている。ちなみに、その故障した家電はオーブントースターで、もし有料修理をすれば修理代が高くつくものだったということだ。
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