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求人情報に「アットホームな職場」と書かれていることがある。家族や友達と接するように人間関係がフランクな職場だろうか。だがそのような職場が自分に合うかどうか、そもそも本当にアットホームかどうか……。警戒する人も少なくないようだ。
ガールズちゃんねるに1月下旬、「『アットホームな職場です』は本当にヤバいですか?」というトピックが登場した。転職活動中のトピ主は、転職サイト経由で応募した会社の一つと面接日程を調整している段階だという。だが一つ気になっていることがあるようだ。応募後にネットで検索していたら、その会社の写真付きの求人が出てきたそう。
「金髪の若い男女がガッツポーズやピースをして 『アットホームな職場です』と書いてありました」
応募前に見つけていたら……と悔やんだだろうが後の祭りだ。(文:天音琴葉)
「本当に良い意味でアットホームだった事ってありますか?」
身だしなみに厳しいルールを設けていることが多い接客業ですら、最近は従業員の髪色やピアスなどアクセサリーの自由化が進んでいる。金髪であることよりも、トピ主はガッツポーズや「アットホームな職場です」という文言に違和感を覚えたのではないだろうか。
様々な職場で働いたことがある筆者も、アットホームな雰囲気を売りにしている職場は苦手だ。よくアパレルメーカーは体育会系だと言われるが、人間関係が濃密で言葉は違うもののアットホームと同質だと感じる。
筆者が勤めていたアパレルも長時間労働、休日出勤は当たり前だったから、確かに職場は家庭で、従業員は家族であるかのようだった。食事も基本は一緒で、長い時間を共にしているだけあり、従業員の仲はとても良かった。当時20代後半が多い職場だったが既に5年以上勤めている人が多く、給与は決して多いと言えなかったが転職を考えたこともないようだった。
このようにアットホームな職場が居心地良いという人はいるだろう。だがトピ主は警戒しているようだ。
「怖いです 今から断るべきか? 面接だけ取り敢えず行くべきか? アットホームな職場が本当に(良い意味で)アットホームだった事ってありますか?」
と疑問を投げかけた。会社側が面接日程を調整中だという。断るなら早いほうがいいだろう。
アットホームな職場に入社したら…「人間関係やばかった」「新人を排除する」
コメント欄を見ると、アットホームな職場に入社したことがある人は複数いるようだ。
「正社員同士が仲良いって書いてあるところに入ったけど人間関係やばかった」
「仲良すぎて新しい人を排除するからダメなところ多い! 実体験済み!」
いずれのコメントも多くの共感を集めている。一方で、アットホーム=同族経営の会社を思い浮かべた人もいるようだ。
「アットホームな会社(親族経営、その親族の知り合いばかりが働いてる)に入ると一人だけアウェイで居心地悪いよね〜」
その他、「家族だけがアットホームな従業員は召使の会社」「警戒するワードだわ」とコメントした人もいる。筆者も社長夫妻が経営する零細出版社に勤めたことがあるから、いずれのコメントにも理解できた。しかも未経験の息子が編集長として、同じく未経験の友達も連れて入社した時には衝撃を受けたものだ。息子が結婚したら、その妻も入社するのだろうと従業員に陰口を叩かれていた。
コメント欄では、「ガッツポーズして笑顔は、危険」「アットホームなのにやめまくるからずっと求人出してる」「ないない笑 アットホームなわけない」とツッコミたくなる人が後を絶たない。そんな中、次のコメントにも共感が集まっている。
「アットホームって書いてあっても良い企業はあると思うよ 文面だけ見ても分からないから、合わなかったら辞めればいいぐらいの気持ちでいた方がいい」
確かに、トピ主が待遇や仕事内容などを気に入っているなら、先入観を捨て入社してみるのもいいかもしれない。他にも様々なコメントが書き込まれている中、筆者は次のコメントに激しく頷いた。
「アットホームな職場はわざわざ『アットホームな職場です』とアピールしない」
本当に幸せな人はSNS等で幸せぶりをアピールしない、と言われることがあるが、それと同じだろう。
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