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採用面接での一言が、その会社の体質を物語っていることもある。投稿を寄せた埼玉県の40代男性(サービス・販売・外食/年収600万円)は、面接の場で堂々とブラック企業宣言をされたという驚きの経験を明かす。
「『残業代は出ないけど、自分の勉強のためだと思って頑張って』と、思いっきりブラック企業宣言された事あります」
「勉強のため」という言葉は、若者のやりがいを搾取する際の常套句だ。男性は「その時は正社員としての箔を付けたかったので入社」したそうだが、結局2年で退職したという。(文:長田コウ)
「36歳で子どもが一人しかいないのは自由に生活してきたから」と生き方を否定され…
一方、個人のプライベートに踏み込むような発言に絶句したという人もいるようだ。山形県の50代女性(医療・福祉・介護)は、老人ホームの正職員登用試験の面接で信じられない言葉を浴びせられたという。面接官は3人いたが、そのうち一人からこんな発言を……。
「いろいろ資格免許あるね。36歳で子どもが一人しかいないのは自由に生活してきたからだ。本当は2~3人いるはずだ」
あまりに無礼な発言のためか、他の2人は目を逸らしていたという。女性がとっさに何も返事できずにいるうちに、面接は終了した。
厚生労働省が示す「公正な採用選考の基本」では、家族状況などは応募者の適性・能力と関係ないため、採用選考で尋ねるべきではないとされている。女性は採用されたものの、「縁のなさを感じて今は退職してます」と書いている。
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【シリーズ:失礼な面接官たち】


