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IT化が遅れている職場で「関数やマクロを組んですっきりさせました」 しかし、関数の上から頻繁に直接入力されて…ウンザリする女性

パソコンがそれなりにできるという女性は、まずペーパーレス化に取り組んだ。資料をエクセルやワードで作成し、共有サーバーに保存することを提案。早速リハビリ担当者からは「今後はプリントアウトしなくていい」と歓迎された。

女性は非効率な日報なども「関数やマクロを組んですっきりさせました」と改善を試みた。ところが、

「しょっちゅう関数の上に直接入力されて、がおーとなります。先輩は覚える気はありません。エクセルファイル一つ見ても、同じこと3回も入力するのです。慌てて、一個入力したら全部に反映されるようにしました」

「新規書式も、パソコン入力前提で作ったけど、(先輩は)原本を印刷して手書きしてます。何回も同じこと書くの、信じられない」

と、なかなか改善が進まない現状を嘆く。とはいえ、業務効率化への理解者がいるのも事実で「平均して男性のほうが、エクセル化、手書き排除に食いつきがいいです。これは徐々に改善できそう」と、一定の手応えは感じているようだ。しかし、それ以上に根深い問題が経営方針にあった。

「夜中は冷房を切れ」エアコン代はケチるのに、妻の生け花代は別?

職場の備品は驚くほど切り詰められていた。

「どこもかしこも、背表紙がボロボロのファイルだらけ。一部、職員の子どもが使ってたファイルの寄付が使われてて、ジャンプ系漫画のステッカーが貼られている。そしてぼろぼろ。(中略)ファイルなんて文房具の類をケチっても大した節約にならんと思います」

さらに信じがたいことに、施設内の掲示板には「掃除機募集」の貼り紙があるという。

「施設を掃除する掃除機が足りないようで、職員に、掃除機の買い替えをするなら寄付して、という内容。いや買い替え検討してるなら、元の掃除機は壊れてるか、ものすごく古いのでは? そんなので施設掃除するの?」

コスト削減が必要だとしても度を超えている。介護施設で衛生管理に関わる部分を切り詰めるのは、特に問題だろう。それどころか、利用者と職員の命に関わる節約も行われているようだ。

「この猛暑になる前は、『夜中は窓を開けろ、冷房を切れ』と経営者から夜電話がかかってきてたらしい。で、介護の方が熱中症になるとかあって、夜中も冷房入れていいとなったんですと。それでも『こまめに消せ』とか言って回っとる」

これには女性も「正直、エアコン代ケチって、入所してるお年寄りの体調が崩れる、職員が休む方が大打撃では?」と呆れている様子。そんな中、女性が最も矛盾を感じているのが、経営者の妻の生け花代だ。

「なのに奥様とやらが、施設のあちこちに生花してる。その費用をまずケチって欲しい。今どき病院なんてアレルギー関係のこともあって花禁止なんだから、施設もそれに準じないと。第一、花高いし。どうしても飾りたいなら100均の造花でいいと思います」

利用者や職員の安全や快適さよりも優先される生け花。女性が「どうしようこれ、いいとこあったら転職した方がいいのかな?」とこぼすのも無理はないだろう。

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