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辞める人の「退職メール」を全社員に晒す!? 30代男性が転職を決意した理由

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経営陣が機能不全に陥っている会社では、現場の社員が疲弊するばかりだ。すると、退職者がぽつぽつと出始める。残された社員は仕事が増え、それなのに待遇が変わらないとなれば、やる気を失う。また一人、二人と辞めていく……。

そんな負のループに入った職場で、現在も働いている小川さん(仮名、30代男性)。「『この会社、持ってあと5年だな』との噂がたってから、3年が経過しました」と語り始めた。

「この数年、退職者が続出しています。毎年、退職代行を使っての退職者が出ていて、一方で新入社員は一人も入ってきません」

深刻なのは人手不足だけでない。他にも根深い問題を抱えている職場のようで……。小川さんに詳しく話を聞いた。(文:天音琴葉)

労基から度々「是正勧告」も、危機感ゼロの役員

小川さんが働いている教育関係の会社は、数年前から異常な事態が常態化し、退職者が相次いでいるという。

小川さんは「残業代の未払い、長時間労働、コンプライアンス意識の欠如があり、労働基準監督署に是正勧告されているといった状況です」とため息を付く。

しかし、上層部である役員たちは、これらの問題に対して根本的な策を講じることなく、「既存社員の粗探し」ばかりをしているという。

不毛すぎる「報告の報告の報告」

こういう会社にありがちなのが、業務効率の悪い「謎ルール」だが、この会社にもこれぞというものが存在する。それが「報告の報告の報告」だ。

小川さんによると、この会社では毎月末の業務報告を「月末報告」と呼んでいる。従業員にとっては毎月のことで、システムの自動通知で促されることもあり、うっかり忘れることはほぼないそうだ。

ところが、である。この会社では「報告したことを報告する」という手間をかけなければならないという。

「まず、月末報告を入力したかどうかを、直属の上司にメッセージで報告するんです。それが終わったら今度は上司に報告した旨を、上司の上司に報告します。そして最後に、本部にも『一連の報告が問題なく終わりました』と、また報告しなければならないのです」

こんな報告は1回すれば済む話だと思われるが、なぜ、3箇所に? 小川さんは呆れ顔で、こう説明してくれた。

「そもそも、月末報告そのものが本部に直接すればよい内容なんですよ。本部以外に報告しなくても、業務に何ら支障はありません」

つまり、単なる無駄ということだろう。実際、1度の報告で済む内容を、わざわざ3か所にバラバラと報告しなければならない理由は思いつかない。こんなルールが存在し、しかも廃止もできないという状況は、職場の機能不全ぶりを物語っていると言えそうだ。

「パワハラもセクハラもありません」全社員にCCメール

そんな会社で小川さんが「最もダメだと思った」と打ち明けるのが、「退職メール晒し」だという。

「同僚が送った『退職します』というメールを、役員が全社員にCCつけて返信したのです」

つまり、役員がある社員の退職メールを全社員にばら撒いたというわけだ。小川さんによると、その社員はセクハラやパワハラを退職理由の一部として挙げていたようだ。会社側はそれに対する反論メールを、わざわざ全社員にも共有したというわけだ。

「反論の中身は、証拠がないのでパワハラもセクハラも認めません、だから会社は悪くありませんよ、というものでした」

仮に具体的な事実がないとしたら、会社側として反論したくなる気持ちはわからないでもない。しかし、それにしても退職メールとそこへの反論を晒すなんて、今回まだ辞めていない社員たちにとっても心理的にマイナスな行為でしかないのでは?

実際、他の社員たちの反応は冷ややかだったという。

「この会社では、メールでの晒し行為が日常化しているので、『またか……』という反応でした。訴えられてもおかしくないね、という感じです。上層部は責任逃れしかしていないので、見飽きた光景なんです」

こうした中で社内の士気は著しく低下しており、「社員でやる気のある人は、周りには一人もいません」と小川さんは断言する。

不健全な企業風土はサービスにも影響しており、生徒の成長、成果よりも売上を重視する方針に小川さんも日々心苦しい思いを抱くようになった。そのため、現在は先を見据えて転職活動などを行っているという。小川さんは諦め顔でこう締めくくっていた。

「経営陣が変わらない限り、おそらく未来はないと思います」

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