いよいよ退職するという月に、人事担当者との会食で衝撃の事実を知ることになる。
「後輩は私よりも基本給が高かったのです。院卒であるため、私が入社したよりも基本給が高いことは理解できますが、大学卒よりも院卒のほうが1万円高いです」
院卒と大卒で初任給に差があるのは一般的だが、問題は「教える側」の男性の給与が伸び悩んでいたことだ。
「2年目ということもあり昇給はしていましたが、月1500円ほどでした」
業務を教わっている後輩のほうが、教えている自分よりも基本給が高い。この残酷な現実を突きつけられた男性は、こう振り返る。
「やめる決断をしてよかった、この会社では報われないと感じました」
どれほど後輩が優秀で学歴の差があるとはいえ、現場での貢献度や責任の重さが給与に反映されないとなれば、若手社員の心が離れるのは当然だろう。
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