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IT技術職は30代後半にもなると、現場のスペシャリストか、マネジメントか、選択を迫られる。高収入を狙うならマネジメントだが、技術を極めたいと現場に残ることを選ぶ人もいるだろう。
兵庫県の40代女性(ITエンジニア/年収550万円)は投稿を寄せ、かつて勤務していたSIerでの息苦しい日々を振り返った。
「早々にマネジメントをやらされる会社だった」
おそらくプロジェクトマネジメントを任されたのだろう。一方の女性は、「手を動かすのが好きで管理がまるきりダメなタイプ」という現場派と自覚していた。(文:天音琴葉)
障害対応で夜間作業も増え、ついに……
マネジメント業務に向いていないと感じていた女性は、
「しんどいのを誤魔化すために、テストその他の作業をしていた」
と打ち明ける。プログラミングのコードを書いたり、バグがないかテストを行ったりする実務作業をしていたのだろう。不慣れな調整業務に追われる中で、女性にとって唯一の心の拠り所だったに違いない。
しかし、会社はそれを許さなかったようで、「作業禁止にされた」というのだ。適材適所を無視して、優秀な技術者をマネジメントという名の調整役に埋没させてしまうのは、企業にとっても大きな損失と言えるのではないか。
さらに、追い打ちをかけたのが現場の過酷な環境だった。
「ただでさえトラブルや障害対応で夜間作業も増えているところにそれで、心が荒んで辞めた」
得意な実務を禁じられ、苦手な管理業務とトラブル対応に明け暮れる毎日。これでは退職したくなったのも無理はない。
その後、女性はしばらく別の仕事を探したものの、結局は元のエンジニア職へと戻った。再就職にあたっては「また管理だマネジメントだ言われるか」という不安もあったようだが、結果は予想外のものだった。
「そんなこともなく、むしろ手を動かすのを歓迎されたので本当に辞めて良かった」
同じ職種でも管理と実務では求められる才能が全く異なる。本人の意向や適性を無視した押し付けは、有能な人材を失うだけだ。
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