「商品買うから住所教えて」試食販売で粘る男性客に、女性店員が笑顔で貫いた“鉄壁防衛” | キャリコネニュース
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「商品買うから住所教えて」試食販売で粘る男性客に、女性店員が笑顔で貫いた“鉄壁防衛”

画像はイメージ

接客業をしていると、時として「お客様」という立場を盾にした、非常識な要求に直面することがある。福岡県の50代女性(試食販売員)は、ある年配男性からの不適切な質問を鮮やかなトーク術で切り抜けた経験を語った。

女性は試食販売の業務中に、年配の男性客から名前や住所などの個人情報を執拗に聞かれたという。相手が商品を購入する可能性がある以上「お客様」として扱う必要はあるが、答える義務のない質問には断固とした態度で臨んだ。(文:湊真智人)

「会社から指導されているんです」笑顔で繰り返す

女性は接客時のモットーを次のように話す。

「自分はメーカーの看板のもと仕事をしているので、そんな質問でも無下に拒否するのは正解ではない」

相手を怒らせず、かつ個人情報を守るため、女性はかつてコールセンターで培ったというトークスキルを駆使した。

「私はすかさず『笑顔』で『申し訳ありません。業務以外の事はお話し出来ないんですよ』と柔らかく拒否」

それでも相手は「えっ?そうなの?いいじゃん。商品買うからさ」「どこから来てるの?」などと、食い下がってきたようだ。女性は当時の心境をこう綴る。

「たかが何百円の商品を購入するだけで一般女性が縁もゆかりも無いジジィに名前やら住所を教えてくれると思っているのか。ほんとにこんな輩は理解不能」

要はナンパだろう。女性は内心毒づきながらも「笑顔」を絶やさず、「ほんと申し訳ありません。会社からもお断りするよう指導されているんです」と繰り返した。相手に隙を与えず、かつ感情を逆なでしない、まさにプロの技と言える。

また相手の意図を「単なる暇つぶしか、女性とおしゃべりしたいだけ」と冷静に分析し、最終的には「たわいもないおしゃべりと思えばこれはこれで愉快な出来事」と振り返る女性の余裕には脱帽だ。

「このお客様も根は悪い人ではないと思うんですよね」

と、どこか同情さえしている。

とはいえ、初対面の店員から執拗に私的な情報を聞き出そうとする行為は、現代ではカスタマーハラスメント(カスハラ)に該当するだろう。女性は自身の対応について、次のように結んだ。

「お客様の希望に添えなかったという点では『言い返した事』になるかと思います」

もっとも、すべての店員が女性のように上手く切り返せるわけではない。店側が店員を守ることも大事だろう。

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