Aさんは会議の「招集と司会進行」を務める役職者だった。しかしその冒頭で信じられない言葉を口にしたという。
「私は何も考えがありませんから、皆さんで決めてください」
会議の参加者は呆気にとられたが、「法律が改正された事に伴う社内規程の変更だったので、事前にどこをチェックするか、誰がどのパートをチェックするかなど、Aさんもいましたが、他のメンバーで話し合って決めました」と一応進められた様子。
「(Aさんは)議論には一切入ってこなかったので、異論はないものと皆が思って準備に取り掛かりました」
しかし、監査直前になってAさんが「私はこんなの知らない」と言い出したのだという。
本人は「周りが悪い」と主張
困ったことに、会議で担当を決めたにも関わらず、Aさんは何もやっていなかった。
「チェック状況を皆で確認し合ったところ、(Aさんの持ち分は)何も進んでいなかったんです」
だが他のメンバーも自らの担当分で手一杯であり、尻拭いをする暇はなかった。男性は「最低限のことは見てください」とA係長に伝え、A係長はギリギリまで残業していたという。
そして迎えた監査当日。危惧していた通りの結果が待っていた。
「Aさんの担当した項目だけ指摘を受けてしまい、役員からもお叱りを受けることに…。それでも本人は『周りが悪い』と、一向に悪びれる素振りはありませんでした」
自らの無責任な態度が招いた結果にもかかわらず、他責思考を貫くA係長。その後、短期間で別の部署へ異動になったそうだが、男性は「ものすごくもやもやしました」と不服な様子で書いていた。
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