ごみ置き場自体は種類別に置けるそれなりの広さがある小屋だったようだが、マナーの悪い退去者が現れると一気に機能不全に陥った。
「マットレスや棚等を大量に捨てられると身動きが取れなくなってしまいます」
大型ごみの回収は月に一度だけ。それなのに、退去のタイミングで計画性もなく私物を放り出していく輩が後を絶たなかった。小屋がいっぱいになれば、当然そのしわ寄せは残された住民にいく。
「回収日になるまで燃えるごみなどの一般ごみは外に置くしかなく、動物が寄ってきてごみを散らかすので片付ける手間が増えます」
ルールを守っている側が、他人の捨てたゴミのせいでカラスや野良猫との不毛な戦いを強いられるのだから、たまったものではない。
「ポスター等を掲示するのですが、毎年同じことを繰り返していました」
当然、管理側も手をこまねいていたわけではない。事前に「大型ごみは計画的に捨てるか、自分で処分場まで持って行って」とポスター等で注意喚起をしていた。
しかし、そんな警告も「自分さえ良ければいい」という層には届かなかった。男性は
「この時期になると思い出してしまう、大変な記憶です」
と当時の疲弊ぶりを明かしている。
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