「払ってるってそんなん分かっとるわ!単に欲しいタバコの番号を独り言で言っただけやろが!そんなことも分からんのか!空気読めよ、空気!これだからコンビニ店員は世間でも通じずろくに定職にも就けずここでしかバイト出来なようない頭悪い奴ばっかなんだよ」
早足で近づき、指まで差して注文しておきながら「独り言」とはかなり苦しい言い訳だ。自分が注意されたことでプライドが傷つき、逆ギレしたのだろうと男性は推測する。
店員としては言い争っても仕方ない。男性がその場を収めようと謝罪すると、客はしめたと思ったのか余計に調子に乗り、退店時まで大声で罵詈雑言を繰り返していたという。
「日本の国立大出身で博士の学位を持ってますし」
そもそも、「ここでしかバイト出来ないような」というのは客の勝手な偏見だ。男性は家庭の事情で長時間の就労が難しいためコンビニを選んだだけで、他の従業員もそれぞれの事情を抱えていると語る。
「だいたいの方はどこかで定職に就いてからコンビニで働いてますので世間知らずでもありません。頭悪いというのはかなりの偏見です」
さらに、店は世界的に有名な観光スポットのそばにあり、従業員は外国人観光客を相手に少しは英語で対応しているという。そして男性自身には、客が知る由もない経歴があった。
「私は日本の国立大出身で博士の学位を持ってますし、日頃のレジの半分くらいは英語で処理してますから、その方の罵詈雑言にはことごとく当てはまってません」
そもそも「どちらかが偉いとか神様などと立場がアンバランスな事はない」として、お互いに感謝し合うのが自然だと諭すように書いている。相手の背景も知らずに「頭悪い」と決めつけてマウントを取ろうとするほうが、よほど世間知らずだと言えそうだ。
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