不動産業界で働いているとありがちなことベスト5 「飲み会ではパンツ一丁で歌う」「自腹でゴルフ」 | キャリコネニュース
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不動産業界で働いているとありがちなことベスト5 「飲み会ではパンツ一丁で歌う」「自腹でゴルフ」

「不動産業界」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべただろうか。ネットでは「体育会系どころか旧日本軍のよう」などの表現もあるが、かつて不動産業に約5年勤務した筆者(編集部S)が、実際に目にしてきた「不動産業界にありがちなことベスト5」をご紹介する。

タフガイには向いているかも

タフガイには向いているかも

1:飲み会が無駄にきつい

不動産業界は飲み会が多く、酒が飲めない人には正直きついと思う。多いときは毎日のように飲み会があり、2、3軒はしごするのが当たり前。お開きのときには日付が変わっていることもしばしば。タクシーで帰るか、カプセルホテルやネットカフェに泊まったりするため、金銭的にもダメージは大きく、家庭を壊す人もいた。

酒の席ではただ飲んでいればいいわけではない。基本的に体育会系の色が濃い業界のため、悪ノリも激しい。筆者も一気飲みをしないとマズイ雰囲気になったことがあり、困ったこともあった。カラオケに行ったときは、男性社員は飲むか脱ぐかの二択で、酒に弱い筆者は満面の笑みでパンツ一丁になった。泣けた。

2:ゴルフを自腹でやらされる

取引先との接待や社員同士の親睦目的で、半ば強制的にゴルフをやらされる。ゴルフセット、ウェアなどの用具以外にも、毎月のレッスン料金、交通費、コース料金など、ゴルフをするにはとにかくお金がかかるが、すべて自分の給料から捻出するから辛い。

余談だが、筆者は接待ゴルフのために金曜日の夜、勤務終了後に東京から九州まで飛行機で行ったことがある。費用はもちろん自腹だ。転職の2文字が頭に強く刻まれた。

3:体育会系でパワハラは当たり前。職場では罵声が飛び交う

基本的には体育会系の業界である。契約を取ることに対して貪欲な世界なので、指導がある程度厳しくなることわかる。だが中には、「後輩の教育」と称して、人格を否定する言葉を投げかけ続けたり、公然と存在を無視したりする先輩社員もおり、摂食障害になってしまった人もいた。「お前は向いてない」「なんで入社したの?」「とろいんだよ!」といった言葉は日常茶飯事だ。

筆者は研修時に受話器を投げつけられたり、1対1で6時間ひたすら説教を受けたりしたことがある。同業者と飲んだときには、自殺者が出たという話も聞き、震えたことがある。

4:人の出入りが激しい。採用しても8~9割が1年以内に退職

このような環境もあり、退職者が多く出るため、人の出入りは激しい。契約が取れなければミーティングで叱責を受けることになり、精神的に追い込まれていく。

金銭的な問題もある。給与は歩合給のため、契約額に応じて基本給にプラスされる形になる。だが契約が取れなければ基本給のみで生活する必要があり、金銭的に困って辞めていく。同業者と飲んだとき、「中途で30名採用したけど、1年間で残ったのは3人だけだ」と嘆いていた。

5:お金を使う楽しみを覚えられる

ここまでマイナスの要素を書いてきたが、いいこともあった。お金を使う楽しみを覚えられることだ。契約をたくさん取れば給与は上がるため、自由に使えるお金は増える。ある程度コンスタントに売っていける平均的な営業なら年収1000万~1500万円が普通だった。

高級な飲食店で食事をしたり、旅行に行っていいホテルに泊まったり、高級なお店で丁寧な接客を受けたことは貴重な経験になっている。上司は「お金を使えば、お金を使う楽しみを覚える。だから稼ごうと頑張る」と話していた。

不動産業界でありがちなことを5つご紹介したが、いかがだっただろうか。極めて過酷ではあるが、お金を稼ぐことに貪欲なタフガイにはもってこいの業界ではあると思う。就職や転職の際に参考にしてもらえれば幸いだ。もっとも筆者は耐えられなくて辞めたが……。

あわせてよみたい:「上司に価値がない」から飲み会拒否

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