内定同然の言葉に男性は内心ガッツポーズをしたものの、入社までに準備や勉強をした方がいいことはあるかと尋ねてみた。
「心配しなくても大丈夫です。気合と根性があれば」
ここで男性は「ん?」と少し引っかかったが、「そうですか」と答えてから産廃回収で必要となる大型免許の取得について、初心者が気を付けるべきことを質問した。すると
「『大丈夫ですよ。気合と根性があれば』との返事。そこで、先ほどの違和感がある程度形づきました」
最後に、父親の介護のために急に休むことがあるかもしれないと伝えると……。
「大丈夫ですよ。気合と根性さえあれば」
「はい。これはアカンやつだと思って、面接をしていただいたお礼を述べその日は終了になりました」
すべての懸念を精神論だけで片付けようとする対応に、男性は危険を察知したのだ。
「社員さんたちがみんな疲れ切って生気のない顔つきだった」
とはいっても、「副社長が面白い人なだけかもしれない」。そう考えた男性は念のため、社員が戻ってくる時間帯を狙って車の中から会社を観察してみることにした。
聞いていた勤務時間は9時から17時半だったが、どの社員も帰るのは21時近くになってからだった。
「決定的だったのは、社員さんたちがみんな疲れ切って生気のない顔つきだったことですね」
この光景を目の当たりにし、男性はやばいという自身の予感が当たっていたと確信して、後日丁寧に辞退のメールを送ったという。
面接時の違和感から冷静に裏取りをした結果、見事に入社後のミスマッチを防げたようだ。
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失礼すぎる面接官を黙らせた男性「あなたはお客様にもこんな態度で接するのですか?」


