
画像はイメージ(AIで作成)
人手不足が深刻な職場では、採用担当者に重いノルマが課せられることがある。しかし、あまりにも現実離れした目標設定は、現場の士気を下げるだけだ。
中間管理職として働く30代男性から、無茶苦茶すぎる仕事の目標設定についての投稿が寄せられた。男性は前年の採用活動について、「色々な学校に回ったりたくさん説明会に参加したり、あの手この手で人を集めてなんとか」10人近く採用することができたという。
ところが、上から求められた今年の採用目標は、20人近かった。驚きの前年比200%以上だ。
「それも必達!」
と男性は驚愕の悲鳴をあげている。(文:篠原みつき)
「現場としては、数年で去っていく人たちを減らしてほしい」
前年より2倍以上の増員要請だが、なぜそこまで採用を増やす必要があるのか。その理由は、退職者が10数人と「とにかく多かった」からだという。
退職者が相次いだ穴埋めを、極端な採用目標で補おうとする上層部の意図があからさまだ。これに対し男性は、前年比200%以上を必達にしてくるのは「もう無茶苦茶を通り越して意味不明」と憤る。
職場内でも、20人近く採用して「誰が教育をするんだ?」と不満が噴出しているという。現場のスタッフからは、切実でまっとうな声が上がっている。
「採用は大変で、人員確保は大切なのはわかるんですが、現場としては教えても数年で去っていく人たちを減らしてほしい」
男性も「人員確保はあくまでも業績改善のために必須なので、しょうがないと思っています」と一定の理解は示しつつも、「現場を知らない管理職が何も考えずに立てた目標」と憤りを隠せない。
そもそもの定着率を上げないと意味ないのでは?
根本的な問題について、男性はこう指摘している。
「人員確保もいいですが、現状の待遇改善と、入職後の雑な対応を見ると『やめるもの当然だよね』って思います」
このままでは、穴の開いたバケツに水を注ぎ続けるようなものだ。まずは定着率を上げるための環境づくりが必要そうに見えるが……。
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