アニメ「NEW GAME!」のブラックな職場環境に海外オタ驚愕 「12時間も働いたら自分の時間ないじゃん」「奴隷労働」
現在放送中のアニメ、「NEW GAME!」(TOKYO MX、MBSなど)。高校を卒業したばかりの主人公・涼風青葉が、ゲーム製作会社に就職し、社会人として奮闘する様子が描かれている。
女性社員ばかりの職場なため、画面は華やか。先輩社員との仲も和気あいあいとしており、楽しそうだが、よく見てみると、青葉の勤務形態が初日からかなりハードなため、ネットでは「ブラック企業」ではないかという見方が出ている。
初日から残業して21時退社、いきなり12時間労働
第1話は、青葉の通勤風景から始まる。満員電車に揺られ、電車を降りると、駅の電光掲示板には「8:28」の表示がある。会社は9時出社のようだ。
青葉は社会人になることを心待ちにしていたようで、「大人の仲間入りをする日が私にもやってきたのです!」と意気込む。中に入り、全体の前であいさつを済ませると、早速仕事のスタートだ。
とはいえ、新卒で経験もない青葉。上司から指示されたのは、渡された参考書を進めること。途中、進行具合を伝えると、上司の想像以上に進みが早かったようだ。「それじゃ、もうちょっとしたら仕事振るからよろしく。細かいところは実践で覚えていこう」と声を掛けられる。
だが、実践が大事とはいえ、初日から仕事に取り掛かるのはかなりペースが速い。そして、この日の退社時刻は21:00。12時間会社にいたことになる。帰宅した青葉は、「わぁー疲れたぁ」とベッドに倒れこむが、自分が関わるゲームが大好きな作品の3作目ということもあり、興奮が冷めきらない様子。嬉しそうに1日目の余韻に浸っている。
「ブラックどころか初日でバックれていいレベル」
青葉は気にしていないようだが、新入社員で一日目から業務にあたり、12時間労働するのは相当ハードだ。また、実際ハードワークが当然のようで、青葉の上司は後輩から「あの人は会社に住んでるって言った方が正しいんじゃないかな」と言われている。
上司が会社に泊まり込んでおり、寝言で「疲れた…もう嫌だ…」とつぶやいている様子を見るのはショッキングだ。また、デスクの上にはエナジードリンクの空き缶が3つあるため、かなり根を詰めていた様子が伺える。
他にも、青葉が先輩社員に、「今作っているゲームっていつ発売なんですか?」と質問すると、先輩は青ざめた顔で、「なるよ…家に帰れなくなるよ」と発言する。こういった会社の内情がブラック企業だと思う視聴者も多かったようだ。ネットでは、
「新入社員が初日から残業とかブラックどころか初日でバックれていいレベル」
「きっつー」「お?社畜ちゃんかな?」
といった反応が相次いだ。
「俺が社畜してた頃は、終電まで帰れなかった」という不毛なコメントも
12時間労働するということは海外の人にとっては考えられないことのようだ。英語掲示板の4chanでは海外のユーザーが、
「8時28分に駅に着いて、会社を21:00に退社してるっていうことは、彼女は1日12時間働いていることになるけど、これって普通なの? 自分は働いたことないけどさ、12時間も働いたら自分の時間ないじゃん」
「青葉の平日 8時半から9時まで奴隷作業」
とコメントしていた。だが、日本人の中には12時間はまだ短いと感じる人もいた。
「21時とか嬉しくて飲みに行くレベルだわ」「帰れるんだ」
「へェー、最近は21時に帰るんだ 俺が社畜してた頃は、終電まで帰れなかったけどなあ」
また、主人公が働く会社はゲーム制作会社だが、こういった現場であれば短い方だという意見もあがっていた。
「むしろゲーム製作の会社で21時で帰れるのって、まだマシな方だと思った。終電前に帰って、マスターアップ前は徹夜みたいな会社も少なくない」
「知り合いのゲーム会社に勤めてる奴が『三日連続、朝の3時帰りだよ』って笑ってた」
しかし、現実の方がアニメよりひどいとしても、12時間労働が長いことに間違いない。「これがわりと世間的に普通の感じで見られているのが、一番恐ろしいことかもしれない」と危機感を募らせる人もいた。
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