周囲からは分かりづらい巧妙な手口だったようだ。女性はこう続ける。
「私がいた8年の間に、5人が退職したり異動になったりして、私も異動しました。 分かりやすいパワハラではありません。 ターゲットには事あるごとに無視、否定などを繰り返しますが、ターゲット以外には分かりづらく、私は最初の2人は気付くどころか仕事が出来る上司を尊敬していました。 ですが、徐々に分かってきて、尊敬する気持ちはすっかりなくなりました」
やがて、その矛先は女性自身にも向かうこととなった。
「順番が来て、私もかなりやられながら意地で頑張っていましたが、限界でした。 最終的には『仕事が出来るだけ。人としては最悪』という印象になりました。退職か異動かを考えている時に異動の話があり、上司が私を追い出しにかかったので、お互いにいいタイミングだったと思います」
「たまにヘルプの要請が来るみたいですが、私はもう行きません」
異動後も同じ会社であるため、年に数回は顔を合わせたりヘルプに行ったりしたものの、「必要最低限の会話のみ」で接してきたという。
しかし、気に入らない部下を排除し続けた部署は、自業自得の状況を迎えているようだ。
「今、その部署は上司のお気に入りのメンバーだけで回していて、慢性的な人手不足だそうです。 最近、私がいなくなってから入った方が辞めたそうです。ヘルプに行った時に、今のターゲットはこの人だなと思った方です」
女性はもう手を貸すつもりはないようだ。
「たまにヘルプの要請が来るみたいですが、私はもう行きません」
女性は「正直、因果応報だと思います。性格悪いですが、私は人手不足の噂を聞きながら『頑張ってね~』という気持ちで高みの見物をしています」と結んでいた。
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