
画像はイメージ(AIで作成)
不測の事態に家族を優先した結果、職場で冷たい言葉をぶつけられた人がいる。投稿を寄せた北海道の50代男性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収1000万円)は、かつて「当時の最先端業界の中堅企業」に勤め、地方の支局に配属されていた。
当時は「24時間働けますか」の時代であり、男性も休日返上で仕事にまい進していたという。疲労感以上にやりがいがあり充実していた日々だったが、ある日、阪神大震災が発生する。
神戸市出身の男性は大変動揺し、「これまで仕事第一でやってきましたが、そのとき突然、友人や家族、お世話になった人たちの安否が、私の中で『仕事』を上回ったのです」と明かす。
急遽、代休を申請して神戸に戻ることを決断した。同期や先輩、元上司ら同僚たちは大変協力的で、仕事に穴が開かないよう支援してくれたという。しかし、職場のナンバー4である直属の上司(部長)だけは協力的ではなかった。(文:篠原みつき)
「その瞬間、私の中で何かがブチッと切れました」
休暇届は正式な様式を満たしており、周囲のバックアップも段取り済みで、上司の負担が増えるわけでもなかった。休暇を認めざるを得ない状況だったが、上司は退勤際にこう言い放った。
「ははは、おまえ、ヒーローにでもなるつもりか?」
男性は「その瞬間、私の中で何かがブチッと切れました」と回想する。そのときは何も言わずに退勤したものの、「私はすでに退職を決めていました」という。1週間後に職場に復帰すると、すぐに行動に移った。
「正式に辞表を提出し、慰留を固辞し、キレまくる上司に頭を下げつづけ、年度末に無事退職しました。その後は、それまで温めていた事業起業を実現に移し、紆余曲折はありましたが現在は仕事も安定して家族みな幸せに暮らしております」
一方で、上役への媚びへつらいが上手かったという当時の直属上司については「きっとうまくサラリーマン人生を全うしたことでしょう」と推測。「悪い奴ほどよく眠るとは、よく言ったものです」と結んでいた。
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