「その能力で他でやっていけると思う?」という社長の脅しはウソだった! 転職経験者「辛いことを我慢して、逃げないでいる方が人生の浪費」
いまの仕事の延長線上でスキルを高めれば、将来的に出世や転職でキャリアアップできるなら、もう少し頑張るメリットもあるでしょう。しかしそんな見込みもまるでないのに「転職は逃げ」などという意味が分かりません。
13時間労働で手取り20万円ということは、賃金未払残業を強いられているのでしょう。年齢が上がれば限界は来ますが、大丈夫でしょうか。回答者のa6985jihugytさんも中小企業にいたときに、社長から常日頃こんなことを言われ続けてきたのだそうです。
「その能力で他でやっていけると思う?」
「今のご時世、簡単に他の会社が見つかるわけないでしょ」
「待遇はみんなこんなもの。みんな我慢してる」
「路頭に迷う覚悟があるのなら止めないけど…」
「恐縮するくらいの待遇、能力も評価してくれる企業があった」
しかしその会社で働き続けて心身ともにボロボロになり、意を決して辞めて転職活動をしてみたところ、あっさりと次が決まったそうです。そんな経験を踏まえて回答者さんは「結構そんなもんです」とアドバイスしています。
「社長に言われたことは、全部ウソでした。結構あっさり次の職場が決まり、待遇もこちらが恐縮するくらいの待遇、私の能力も評価してくれる企業がありました。企業とは縁だと思います。今の状況に甘んじるのは勝手ですが、辞めて一歩踏み出すのも一つの選択肢です。辛いことを我慢して、逃げないでいる方が人生の浪費」
我慢し続けていると、怖いのは感覚が麻痺してしまうこと。社長の言葉も、奴隷的な労働をさせるための洗脳なのかもしれません。
とはいえ、今の状況では働きながら転職活動をするのも難しい。ある回答者は「失業保険の『特定受給資格者』も考慮に入れてみては?」と言っています。特定受給資格者には「3ヶ月連続45時間以上残業」などの条件を満たせば認定されるそうです(ハローワークのサイト参照)。
「認定されば、失業保険が待機期間7日間のみですぐに支給されます。ある程度落ち着いて次の職を見つける時間ができます。ハローワークで職業訓練等を受けることも出来るかもしれません。残業時間を証明するタイムカードや業務日誌などありませんか」
まずはブラック職場を辞め、失業手当をもらいながら転職活動をする。自己都合で退職するより早く手当がもらえるし、給付日数が長くなる可能性も。身心を壊す前に、うまく制度を利用して次に一歩踏み出してみてもいいのではないでしょうか。
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