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若者が好きなテレビ番組、10年で「ドラマよりアニメ」に変化 「アニメ=オタクが観るもの」ではなくなっている

R&D調査リリースより

R&D調査リリースより

この調査は毎年10月に実施。首都圏40キロ圏にある200の調査地点で、訪問留置調査(一部郵送)を行っている。2005年には752人、2015年には541人が回答した。

「好きなテレビ番組」という質問では、2005年で「アニメ」と回答した人の割合は24%だったが、2015年では45%と、21ポイント上昇しており、他のジャンルを圧倒。アニメ人気は男女別、年代別に関係なく見られる変化だ。

18歳~24歳の男性では、24%から52%にまで上昇。25歳~29歳の男性でも、22%から46%と、いずれも20ポイント上昇している。18歳~29歳の女性でも同様の傾向が見られる。

注目すべきは、10年間でアニメとの人気が逆転したジャンルが結構あることだ。たとえば「現代ドラマ」は2005年で36%だったが、2015年では31%にダウン。

「ドキュメンタリー」にいたっては2005年で40%あったが、2015年では23%と大幅に落ちている。そのほか、「音楽」や「スポーツ」も10ポイントほど下がっている。いずれのジャンルも2005年時点ではアニメの24%を上回っていたが、人気は完全に逆転。今では若者からの支持を得られなくなっている。

レコーダーが普及したことも影響?

調査を行ったR&Dは、アニメ人気上昇の理由について、10年前と比較して深夜帯を中心とした大人向けのアニメ作品が増加している点を指摘。また動画サイトの普及もあり、気軽にアニメを観られる環境が整ってきたことも大きいとして、

「以前はオタクカルチャーとして扱われてきたアニメを視聴することが若者の間ではより一般化していることが分かってきました」

と分析する。アニメと言えば「オタクが見るもの」というイメージが強かった過去と違い、より広い層に受け入れられるようになったということだ。

今回の調査結果についてはネットでも、

「レコーダーが普及して深夜帯の番組を録りだめしやすくなったことも関係ありそう」
「他が落ちている中でアニメだけが伸びたのね。深夜アニメのメインターゲット年齢層だし」

といった意見が挙がっていた。

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