職場の宴会に若手社員が「フレンチ」を予約 年輩社員は「日本酒がない」と嘆き
Q&Aサイトの発言小町に、こんな相談が寄せられていました。相談者のおむすびさんが所属する課では、2名の若手社員が交代で宴会の幹事を務めています。ところが最近、若手社員が選ぶ会場にイタリアンやフレンチなどの洋食が多くなってきました。
そのことについて、年配社員の多くは「洋食は油っこくて嫌だ」「締めは飯か、パスタ以外の麺がいい」「日本酒がない」など、嘆いています。そこで相談者さんが若手社員にそのことを話したところ、こう返されてしまったのだそうです。
「うちの親は、60歳過ぎてもフレンチが好きですよ。それに幹事は、ある程度自分たちの好みで店を選ばせてもらえないと、滅私奉公じゃないですか」
若手社員の反論に「これも時代の流れなのか」
そこで相談者さんは、「皆の希望を聞くのが幹事の仕事だし、職場の宴会は仕事の延長。それに60過ぎてフレンチは体に悪いのでは?」と若者を説得しようとしました。しかし若手社員は生意気にも、
「それを言うなら、年配の人が多めに会費を出してください。年を取ってからも、タンパク質と脂肪は取ったほうがいい」
と言い返してきました。相談者さんは、「私が若い頃はそうじゃなかったのに…」と落ち込み、「これも時代の流れでしょうがないのでしょうか?」と投稿しています。
この質問には、幹事のチョイスに文句があるのなら、若手だけに任せず課の全社員が交代で幹事をやればいいのでは、と言う意見が寄せられました。もしも任せるのであれば、ある程度は受け入れるべきということのようです。
「面倒な幹事役を押し付けておきながら、お店選びで苦情ってルール違反ですよ」(みずたまさん) 「年に数回の洋食でそこまで体が悪くなるのですか? フランス人の平均寿命、そこそこ長いですよ」(生意気女さん)
居酒屋より「女性社員の手間が省ける」メリットも
好みは人それぞれ。老若男女が揃っている職場で、全員が満足する店を探すのは無理だろうという意見もありました。
「懐石が好きな人、それだと量が足りないという人、揚げ物がないと宴会じゃないという人、生ものが食べられないという人、肉類が全て食べられないという人…。全ての人の好みを聞いていたら、お店はありません」(kotobaさん) 「若者に人気のお店でいつまでも美味しく食べられるように、日ごろから健康維持につとめて食生活を楽しみましょうよ!」(料理の鉄人さん)
年配の方々がフレンチを嫌だと思うのと同じように、居酒屋での宴会をしている時に、誰か我慢している人がいるのかもしれません。若者がフレンチなどの洋食を選ぶのにも、それなりの理由があるようです。
「お酌や料理の取り分けが面倒、御鍋を大勢でつつくのが嫌、というのが大きいと思います。一人ずつサーブされるほうが、落ち着いて食べられるし」(りんごさん) 「日本酒的宴会を望むオジサマの中には、お酌を強要したり、どさくさに紛れて肩を抱いたりする輩がいるのでは? フレンチやイタリアンだったら、女性や若手が、お酌や空いたお皿を寄せたりする必要がない」(cactusさん)
確かに洋食ではサービスを店側に任せられるので、若者や女性社員の手間が省けます。席の移動もないので、酔っぱらった上司に絡まれたりお説教されたりすることも、居酒屋よりは減るでしょう。これは若者にとってメリットが大きいようですね。(ライター:Makiko.N)
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