ネット上のいじめや悪口を発見できる無料アプリが登場 人工知能で「氏ね」「肝い」などネット用語も検索可能
近年、パソコンやスマホが普及したことでSNS上での「ネットいじめ」のリスクが高まっている。同社によれば、2016年のインターネット上の人権侵害情報に関する事件数は過去最多の1909件で、前年比10.0%増加している。
ネット上の書き込みは残り続けるため、たった一つの悪意ある書き込みが、その人の仕事やプライベートに影を落とす可能性がある。気軽に投稿できる利便性は、誰もが被害者になるリスクをはらむことになる。いまや小学生でもスマホを持つ時代だ。保護者としてはわが子がネット上でいじめに遭っていないか書き込まれているのか気になるところだ。
アプリでは、まずログイン後、監視キーワードを設定する。ここに検索したい人や企業名などを入力する。
アプリが監視対応するサイトは、「2ちゃんねる」「ヤフー知恵袋」「ツイッター」「爆サイ」「アメブロ」「FCブログ」などで、一括検索ができる。中でも、「2ちゃんねる」や「ツイッター」などは通常のウェブ検索ではすべての書き込みを網羅するのは難しいが、同アプリでは、これらのサイトの検索も可能だという。検索された記事にはアプリ経由でアクセスできる。
キーワードに関する書き込みの検索結果から、上位100件を一覧表示で見ることもできる。ネガティブワードでは、「氏ね(死ね)」「市価としようよ(無視しようよ)」「肝い(気持ち悪い)」などのネット用語が使わることがあるが、人工知能によりこれらのネット用語も検索が可能だ。
検索結果を分析し、「誹謗中傷レベル」を1~10の数値で表示。直感的に危険度が把握できる。大切な人がネット上で、「バカ」「死ね」などの誹謗中傷と書かれている投稿を見つけたら、速やかに対応していきたいものだ。