「足のない軍人さんが立っていた」「体育館トイレに首吊り縄」 学校で噂されていた怖い話
おばけが怖かったのは何歳までだっただろう。筆者が小学生の頃は「学校の怪談」や「トイレの花子さん」が流行り、すっかり信じ込んで恐怖に震えていた記憶が残っている。だが高校生の時には放課後の暗い廊下を一人で歩いても平気になっていた。だからといって大人になった今でも一人でホラー映画を見る気にはなれない。どこか怖がっている自分がいるのだ。
先日のガールズちゃんねるで「学校であった怖い話はなんですか?」という懐かしい話題のスレッドが立った。トピ主の小学校時代には、学校の階段下の広場にスプレーで「A」と書かれた落書きがあった。それが「ABC」と書かれているのを目にすると夜中に幽霊が現れて殺されてしまうという話があったという。先輩から代々語り継がれてきたことが容易にイメージできるお話だ。
「剥製がたくさんある理科室前の廊下は、出る」
これに対してさまざまな怪談が寄せられた。
「トイレの花子さん。小学校のときだけど、三階の端っこにある美術室の隣のお手洗いの、奥から二番目のトイレに花子さんが出るって噂があった」
「口裂け女がダントツ」
「こっくりさん。大抵、自分で動かしてる人がほとんど。でも、中にはほんとに動いてる事もあったかもしれない」
絵本やアニメで覚えがあるメジャーなおばけやオカルトは子どもたちも信じやすい。また「剥製がたくさんある理科室前の渡り廊下は、出る。体育館のトイレに、首吊りの縄がある。古い小学校だったから、七不思議どころじゃなかった。夕暮れ時は、本当に怖かった」など、気味の悪い場所が心霊スポットになることが多いようだ。
「刑務所跡に高校建てちゃったから幽霊目撃が多発してたよ 。しかもすぐ横の敷地は旧日本軍の基地で 亡くなったって気づいてない足のない軍人さんがしょっちゅう立ってた 」
「運動場が墓地で、体育館が焼き場で、給食室は霊安室で、用務員室が手術室だったとかいろいろ噂がありました」
学校の土地が死にまつわる場所だと幽霊の噂が絶えない。もしそれが本当ならば気味が悪くなるのも仕方がない。そういえば、私の高校も昔病院だったという噂があった。しかし真偽は不明で、ただのデマだったようにも思う。もしかすると事実無根の噂に振り回されている可能性がある。
おばけよりも怖い「教室に怒鳴り込んできたモンペ」「女子全員のリコーダーが盗まれた」
また、中には、
「小学校で働いていた時に、授業中、モンペが教室にまで怒鳴り込んできたこと」
「小学校5年生の時、体育の授業が終わって教室に戻ったら女子全員のリコーダーが無くなっていたこと……。そして当時何の問題もならずにその事件はうやむやにされて終わった」
「高校のとき部活中の女の子の制服を勝手に着た男子がいた。『◯◯ちゃんのぬくもりが~』と言っていて本当怖いしキモい」
というものも。「おばけや幽霊よりも怖いものは本物の人間」そう大人はよく口にする。いつの間にかおばけや幽霊が怖くなったのは、生きていく上でそれ以上の恐怖を体験していったからなのかもしれない。