しかしそもそも、なぜカメラメーカーが羊羹を売っているのだろうか。ようかん発売の経緯について、ニコンの広報担当者は「栃木県大田原市にある『本宮』という和菓子屋さんから『企業羊羹を作りませんか?』と提案されたのがきっかけです」と話す。
これを受け、1973年から社内の売店で販売するようになった。ニコン自体が商品開発・販売を行っているわけではないようだ。
好評を受け、2000年2月から「楽天市場」での販売が開始スタート。購入者については「中高年男性が多いですが、贈答用として女性にもご購入いただいております」と明かす。
「購入される際はニコン用品のアクセサリーやグッズと一緒にご購入頂く場合も多いです」(同担当者)
8月22日17時42分現在、ニコンダイレクトでは「ニコンNEW一口ようかん(小倉・塩・本煉・柚子・胡麻)」(税込1728円)と「ニコンようかんBセット(本煉・小倉・塩)」(同1944円)、予約商品となっている「ニコンNEW一口ようかん(バラエティセット)」(税込1728円)以外の商品、楽天市場では全商品が品切れ状態となっている。
在庫状況について、ニコンイメージングジャパン広報担当者は「品切れ解消に務めていきますが、解消が難しい商品があるかもしれません」と回答している。ニコンミュージアムでの購入が難しい「ニコンようかん」愛好家は、ネットの在庫があるうちに購入したほうがいいだろう。