管理・事務職の30代女性は、今の職場では「理由を言わなくても有休が取得できることにびっくりです」という。家族経営のブラック企業で働いていた時は、まったく違ったという。
「『有給は平日にどうしても銀行とかお役所に行くときに使うものよ』と言われた。お盆と年末年始に帰省する際も、『実家に帰るのは年1回にして、市場調査とかしたら?』って言われた」
管理・事務職の20代女性も、ホワイト企業に転職してから感じた環境のギャップを述べている。元勤務先であるブラック企業では、1時間前の出社を強要されており、「サービス残業は当たり前だと思っていた」という。しかし現在は
という。また、社長が始業の10分前に出社し、約8割の社員も20分前に出社していることにも驚いたという。
「あの頃とは、まるで違う人の人生のようです」
管理・事務職の30代男性は、以前の会社で退職の旨を告げると、本来あった3日間の夏休みの使用を拒否された。有休消化も断られた。連日、深夜に及ぶ仕事を振られ、それが最終日まで続いたという。
翌日から新しい職場だというのに、気持ちを切り替えることができなかった。不安が残ったまま、初出勤を迎えた。すると、
「転職先は『本来はあげられないんだけど』と前置きをしつつ、住民票などの提出物のためにと夏休み2日間を付与されました。有休も取りやすく、給料も上がりました。今は定期的に海外旅行にも行けてます」
という。男性は、「あの頃とは、まるで違う人の人生のようです」と綴っている。