冬のボーナス”増額”が多い業界1位「金融」、2位「商社」 一方で景気回復「実感できない」という企業も約半数 | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

冬のボーナス”増額”が多い業界1位「金融」、2位「商社」 一方で景気回復「実感できない」という企業も約半数

今冬の支給額を「増額予定」の企業は2割にとどまった

今冬の支給額を「増額予定」の企業は2割にとどまった

エン・ジャパンは10月24日、「冬の賞与」に関する調査結果を発表した。調査は9中旬から10月中旬にかけてネット上で実施し、同社のサービス「engage」を利用している企業1631社から回答を得た。

「前年(2018年)から支給額が増加予定」と答えた企業はわずか20%にとどまった。最多は「支給額は変わらない」(49%)。「支給額を減額予定」と答えたのは6%、「(調査時点では)分からない」と答えた企業も21%あった。

業種別で増額する企業が多かったのは、「金融・コンサル関連」(36%)、「商社」(25%)など。一方、「減額予定」と答えた企業は最も多かったのは「広告・出版・マスコミ関連」(20%)で、次が「メーカー」(18%)だった。

減額する理由は「業績不振」「経営強化のための人件費圧縮」など

支給額の増減を企業規模別でみると、「増加予定」と答えた企業が最多だったのは「社員1~50人」(25%)や「同51~100人」(19%)の中小企業。一方、社員数が100人以上の企業では15~16%にとどまり、「同1001人以上」では、「減額予定」(14%)と答えた企業が中小企業の2倍近くにのぼった。

「増額予定」と答えた企業に理由を聞いたところ、1位が「社員の意欲向上」(60%)、2位以降に「業績が好調」(55%)、「離職・退職の予防」(22%)、「物価上昇への対応」(12%)と続いた。

一方、減額理由については、「業績不振」(79%)が圧倒的に多く、「経営体質強化に向けた人件費圧縮」(18%)、「給与と賞与の配分見直し」(8%)、「社員数の増加」(5%)といった回答もあった。昨年からの減額幅でも「15%以上」(15%)、「10~14%」(14%)と、10%以上の減額を検討している企業が3割近くにのぼることが分かった。

「社員のモチベーションに影響が出てくるかも」

企業が感じている「賞与に関する悩み」についての質問では、「社員への評価・賞与の査定基準への悩み」(34%)、「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」(32%)と回答した企業が特に多かった。担当者からは

「社員のスキルや実績に応じて賞与額を設定したいが、その基準をどう設定するか悩んでいる」(広告・出版・マスコミ関連/101名~300名)
「社員同士がお互いの賞与額を共有する可能性があるため、モチベーションに影響が出る社員もでてくるかもしれない」(サービス関連/1~50名)

といった声が挙がっている。

また、昨年から「景気の上昇や回復を実感できていない」と回答した企業は48%にものぼった。一方、「景気回復を感じる」と答えたのはわずか15%しかなかった。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 失礼すぎる面接官を黙らせた男性「あなたはお客様にもこんな態度で接するのですか?」
  2. 面接官に「素人」呼ばわりされた30代男性、ピシャリと言い返す「天狗になるのもいい加減にしなさい!」
  3. 学歴コンプのパワハラ上司に嫌がらせをされまくった国立大卒男性 転職して「今はあの会社を使う側になった」と立場逆転
  4. 面接で「時間の無駄」と5分で落とされた女性 その後、発注側の企業に就職して立場逆転
  5. 学歴フィルターのリアル?「外銀・コンサルは東大京大一橋早慶」 息子の就活を見て感じたこと
  6. 「僕は止めたのですが、部下が勝手に……」責任逃れする嘘つき上司、まさかの展開で懲戒処分、退職へ
  7. なんで? コンビニの女性店員が客前で「トウモロコシをハーモニカのようにくわえてた」 何年経っても忘れられない女性
  8. どういうこと!? 「面接官が遅れている」→ 待ってる間、若手社員の愚痴を1時間も聞かされる →「ごめん今日の面接なしで」 → 後日、二次面接に進んでいたことが発覚
  9. 「トイレでやりたい放題でした」コンビニ店員が見た衝撃の光景 男女2人で長時間利用したり、中で飲酒したり……
  10. 会計で「クレジットカードを返されてない」と本社に猛クレーム 防犯カメラを確認すると…

アーカイブ