営業職の40代男性は、前職をワンマンな老害社長に解雇された。「高齢のため打ち合わせ内容や自分が指示したことをすべて忘れ、すぐに癇癪を起こすのが日常」という社長は80代半ば。男性が解雇された理由も、被害妄想と勘違いと主な原因だという。
「社長が何もかもを取り仕切り、何か気に食わないことがあると大声で怒鳴り、物を投げつけ、掴みかかって蹴りを入れる、という暴力行為が2019年の今でも普通に行われています」
社長のパワハラは周知されていたが、「事務所で働いている社長の家族は何の対策も取っていませんでした」という。業務でも社長は周りの足を引っ張った。
「データベースを扱う会社なのに、社長がパソコンを理解しないため、あらゆるリストやデータはA4サイズで紙に出力して提出する、というルールでした。しかも社内文書なのに、レイアウトを何度も訂正させられる無駄な作業の連続でした」
「怖いユーザーが来れば、部品倉庫に隠れる」
男性は「社長の古い感覚に引きずられて、業務の改善やデジタル化は夢のまた夢です」と振り返る。男性は退職日、確約書に「同業者には就職しない」というサインをさせられた。また、裁判などを起こされないように、退職金にはわずかな上乗せもあった
「これからの転職活動を考えると気が重いですが、いまだに残っている社員のことを考えると強制的でしたが、辞めて正解かもと思えます」
ディーラーで働く20代男性は、意気地のない工場長に呆れている。仕事が少し忙しくなると突然、従業員を怒鳴りだしてキレるという。普段から可愛がっている部下が整備ミスをした際には、庇うどころか逆に修理代を請求した。しかも会社に報告せず、独断だ。
ほかにも「怖いユーザーが来れば、部品倉庫に隠れる」といい、男性は「こんなに最低の人は初めて見ました」と内心を語っている。
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