EXILE TETSUYAさんが2020年4月開校の「EXPG高等学院」の学長に就任する。11月25日、都内で記者会見を開き、意気込みを語った。
同校はEXILEなどが所属する芸能事務所LDHを母体とするexpgと学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校が業務提携して運営。ダンスを学びながら高卒資格を取得できる。初年度は東京・大阪・愛知の3キャンパスで開校される。
会見でTETSUYAさんは、「初めてお話を頂いた時は本当に自分でいいのかなって思いもありました」とコメント。しかし、EXILEとしてのキャリアが10年以上経つこと、早稲田大学大学院でダンスについての研究を行っていたことから、「自分のやりたいこと、軸っていうところにはすごくフィットした」と述べ、
「みなさんに背中を押された感じはありますけど、今はすごく気合をいれて……もう本当に気合入りましたね。絶対やってやろうって気持ちでいっぱいです」
と語った。TETSUYAさんは2018年3月に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科の社会人修士課程1年制を修了。中学生のダンスが必修化した現在のダンス教育の内容や現状などについての修士論文を発表し、優秀論文賞を受賞した。
「アーティストになれなかった時にダンスを辞めてしまう子がいるのはすごく悲しい」
会見ではTETSUYAさんのほか、ダンサーの神田勘太郎さん、角川ドワンゴ学園理事の夏野剛さんが登壇した。夏野さんは、ダンスを極めたいために高卒資格を諦める人もいるとして「何かを諦めなくても両方手に入る環境を作れたら」と話す。
TETSUYAさんも「アーティストになれなかった時にダンスを辞めてしまう子がいるのはすごく悲しい」と述べ、自身が「AMAZING COFFEE 」というコーヒー屋さんをプロデュースしていることから
「”踊るコーヒー屋さん”っていう肩書ができ、今回”踊る学長”になったわけですけど(笑)、そういう肩書があったりとか、今EXILEのNAOTOはアパレルをやっているので”踊るアパレルの人”とか、ライブの演出をやる人、カメラマンをやる人、全部ダンスを通じた仲間を排出できればという思い、夢が(あります)」
と語った。
開校初年度はLDH PERFECT YEAR「現場見学的にライブ観に来てほしいなと思っています」
ダンススクールのEXPG STUDIOとの違いについて、神田さんは「EXPGがダンスを通して教えることができること、さらに色濃く教えることができること」だという。
「現場に沿った形で教えることって中々普通の(学校に通いながらスクールに)通う子に教えるのは難しかったりするのと、パフォーマーを目指すだけではなくて”職業にするには”を若い頃から教えることができる」(神田さん)
今後、ダンスのほか、反響によってはボーカルなどのプログラムも随時追加していきたいという。またEXPG高等学院ならではの行事として、TETSUYAさんは「ダンス合宿とかもあっていいのかな」と話していた。
また2020年は「LDH PERFECT YEAR」で1年間に渡ってLDH所属アーティストがライブを行う。そのため「現場見学的にライブ観に来てほしいなと思っています」とコメントした。