教育業界のブラックな実態「有休取得に”あなたが休んだらどうなるか考えてね”」「就業規則を見たいと言ったら解雇」 | キャリコネニュース
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教育業界のブラックな実態「有休取得に”あなたが休んだらどうなるか考えてね”」「就業規則を見たいと言ったら解雇」

教育関連の仕事現場では、就業規則を見たいと言って解雇されるなど、ブラックな側面もある

教育関連の仕事現場では、就業規則を見たいと言って解雇されるなど、ブラックな側面もある

保育園や幼稚園、小学、中学、高校や塾など、教育関連の仕事は色々あるが、職員からは人間関係や長時間労働など、一般企業にありがちなブラックな環境で苦しむ声が寄せられている。

都内の保育園に勤務する40代女性は「退職日を変更するように恫喝された。退職金の手続きを嫌がらせでしてくれない」と不満をこぼす。ボーナスの未払いや有休消化できない現状もあるそうだ。今回は、教育関連の仕事をしているキャリコネニュース読者の声を紹介する。

「有休、残業代、定時がなく、園長や主任の気分で帰る時間が決まる毎日」

公務員として公立保育園に勤務していた20代女性は「毎日サービス残業。朝は30分以上、場合によっては1時間半早く出勤し、終わらない仕事は持ち帰り、寝る前までやっていました」という勤務実態を語る。

「心身ともに疲れ切って転職を決意。有休を普段より多く消化できないか相談したところ『休むなとは言えないけど、あなたが休んだらどうなるか考えてね』と脅され、結局有休は使えませんでした」

元職場は法律で決められた保育士の数を配置できず、慢性的な保育士不足だったという。現在、この女性は別の自治体で同じ職種で転職に成功。給料が上がった上に残業はなくなったことから「転職をして本当に良かったです」と綴る。

幼稚園教諭の20代女性も「有休、残業代、定時がなく、園長や主任の気分で帰る時間が決まる毎日。家に持ち帰る仕事も多く、平日・休日ともにほとんど自分の時間はない。休日出勤しても代休や手当てなどは一切ない」と、待遇の悪さを嘆く。

前任者と同じ仕事をしていたら「昇進を期待しているのだろう」

職場の人間関係で苦しむ人の声も寄せられた。60代男性は、学校には教務という半管理職のような仕事があるといい、「始業時刻より1時間以上早く出勤し、校舎の鍵開けをしていました」と記す。

「それは前任者もしていたことですが、新任の校長は私がすることを気に入らず、鍵開けについても『昇進を期待してやっているのだろう。そんなことは認めない』と言ってきました」

30代の男性は私立高校で働いていたときのことを振り返り、「有休を使おうとすると理由を聞かれる」という。それだけでなく、

「友人の結婚式などだと『じゃあ、代休だね』と言われて、休日出勤することに。就業規則を見たことがないから休みのルールがわからない、と校長に直談判したら解雇された」

という。日本の教育水準は高いと言われている。そこで働く先生たちの労働環境の質も高くなってほしいものだ。

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