その会社は従業員総勢5人と小さく、男性以外はすべて60歳を超えている。現場作業は男性と工場長を含めた3人が担当するという状況だ。ところが、
「もう一人は整備免許もない方でした。会話をしても変な反応なので、少しやり取りに困る人です。その人と工場長は、とにかく面倒くさいことは私に丸投げしてきます。私が2年前に入社して以来、その2人が車検をやったことはありません」
特に工場長は横着な性格で適当な整備しかせず、車に関する知識も少ない。手間を要するハイブリッドカーの車検を担当した際は、タイヤを外して終わりという始末だった。
書類の記録も適当に済ませているため、男性も「ここまで手抜き車検できる才能は素晴らしいの一言です」と呆れるほどだ。男性は「流石に嫌気がさしていますので来月で辞めます」といい、
「皆さんも昔ながらの町の車屋には気をつけて下さい。ただ長く勤めてるだけで知識も腕もない、雰囲気だけ職人風の整備士に引っ掛かると大変です。ちゃんと車を点検・整備しないのに、請求書ではやったことになってる。そんな車が公道を走っていると思うとゾッとします」
と本音を打ち明けている。
「技術的な話をしているのに『顧客にもわかるような説明をしろ』」
IT関係の仕事をする30代男性は、今までの転職経験を振り返る。現在の職場では働かない中高年はいないが、前職や前々職にはいたという。
「創業15年を超える会社だと確実にいると思います。創業の頃からいる社員は、自分が育てたんだという自負があるんでしょうね。よくいえば安定、悪くいうと新しことをしようとしない。つまり”変化はリスク”と考える傾向があるように見えます」
中には、見た目や礼儀などの体裁を重要視する中高年もいたという。
「個人の能力を見ようとしない、中身が空っぽな人です。そのくせ人の失敗には厳しく、追い込むことだけは得意なんですよね。従業員同士で技術的な話をしているのにわざわざ『顧客にもわかるような説明をしろ』と言ってきたり」
男性は「職務怠慢も甚だしいですよ」と綴っている。
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