義母というのは、嫁に何かと口出ししたくなるもの。ですが、安定して仕事が探せる状態でもないのに「働くのが当たり前」という価値観を押し付けられては、ストレスがたまって不妊治療にも悪影響でしょう。
トピックへの書き込みで多かったのは、義母に対して「理由を伝えたほうがいい」という助言です。
「ハッキリ『不妊治療を今は優先にしたいんで!』って言った方が良い」
「いや旦那に言ってもらいなよ。旦那、自分の妻が自分の母親からいろいろ干渉されてるのに何してるの?横でテレビ見てるの?」
とトピ主の夫に矛先が向くことも。
このほか、コメントの中には、親戚の娘と比べられてストレスを溜めたり、義母が勝手に仕事先を斡旋してくると被害を訴えたりするなど、トピ主と似た経験を持つ人も多いようです。
ある保育士の女性は、義母が勝手に知人の保育園に「うちの嫁を雇って」と話を付けてきましたと言います。その後は当然断り、義母に対して「自分のタイミングで復帰するわボケ!」と憤っていました。
「人生設計&職業選択(または働かない選択)の自由を理解してない人。他人を思い通りに動かそうとする人が近くにいると、ストレスたまりますよね」
という声に筆者も同感です。義母に干渉される不快さに共感する人も多く、トピ主に同情して「どうかストレスためないで!言いたいことを言っていいんだよ!あなたの人生だよ!」といった励ましの声も相次ぎました。
「今の時代はみんな共働き」と思い込んでいる?
しかし、義母はなぜそんなに「働け」と圧力を掛けてくるのでしょうか。スレッド内には、義母の心中を探るような推測も次々に書き込まれています。
「多分息子の稼ぎで楽してると思って嫁憎しなんだと思う」
「看護士になれって、介護とか当てにされてそう」
「『放課後の孫の面倒見ててあげるからフルタイムで働いたら?』って言ってくるよ。孫の面倒見るって名目で金銭的な援助がほしいみたい」
などといずれもネガティブな話がほとんどです。トピ主の義母自身がずっと働いてきた人か、専業主婦やパートかは不明ですが、義母が50代くらいだとすれば、まだ専業主婦が多かった1980年時代に結婚した世代でしょう。自身は仕事をしたくても辞めざるを得なかったかもしれないし、対照的に「今の時代はみんな共働き」という表面的な固定概念があるかもしれません。
しかし、家事や育児をするのは誰なのか。妻が働き始めれば、自分の息子も家事を担う必要があることを、義母が認識しているのかは疑問です。それを理解していれば、息子にも「妻が仕事と両立できるよう協力しなさい」と言って然るべきです。
スレッドには、このほか「不妊治療しているのを言いたくないし、今度は夫婦生活や妊娠についてしつこくアドバイスされそう」といった心配の声も出ています。言ったら言ったで、違う地獄が待っているくらい、心を閉ざしているなら、義母とはできるだけ距離を取った上で「言うことを全部聞く必要はない」と流して割り切ることをお薦めします。