神奈川県在住で管理・事務職の50代女性は「通勤がなくなったのは楽」とはいうが、「原則残業禁止なので収入が減るのは痛い」と綴る。また在宅勤務者が増えたことで問題点もあるという。
「会社の在宅勤務者が増えるにつれてサーバに繋がりにくくなり、効率が落ちる。住宅街に住んでいるので刺激がない。仕事と家事だけに追われる」
東京在住でITエンジニアの20代女性も「VPN(特定の人だけが利用できる専用ネットワーク)が重い」と言い、さらに「オンライン会議がグダグダになりがち」と明かす。同じく東京在住でITエンジニアの40代女性も、
「殆どの業務はこなせますが、部下との面談など目的の曖昧なコミュニケーションが難しい。話しが弾まない」
と書いている。在宅ワークだとチャットなどを使ったコミュニケーションが中心になるため、ちょっとしたニュアンスの把握が難しくなるようだ。
「生産性の高いメンバーの生産性がガタ落ちするケースも見られる」
千葉県在住の50代女性は、セキュリティの関係で私用PCが私用できない。在宅勤務用として端末が貸し出されたが、「低スペックでかなり効率が悪いです」(素材・化学・食品・医薬品技術職)と話す。
東京都在住の30代女性は「元々在宅勤務制度はあったものの、今回初めて非正規社員にも広げた」という。在宅ワークは概ね順調というが、
「スキルの高さとIT知識・勤勉さが必ずしも比例せず、今までは生産性の高い強力な戦力だったメンバーの生産性がガタ落ちするケースも見られ、一律在宅勤務を許可するのは難しいかな~という印象」(企画・マーケティング・経営・管理職)
と明かす。中には、在宅ワークになって仕事をしている姿が見えないことから「サボっていると思われたくなくて出社時よりもかなりこんを詰めて働いている。オンオフのメリハリが付きにくい」(50代女性/管理・事務職/東京都)という人もいる。
また、在宅になったものの「出社しなければできない業務も多く、毎日出社している」(管理・事務職/大阪府)という30代女性も。女性は企業に対して「ツールがないのに、対策してる風にみせている」と批判する。
ほかにも「体が固くなる」(20代女性/企画・マーケティング・経営・管理職/東京都)、「仕事は問題ないものの、通勤と昼休みで一日合計1万歩は歩いていたので、運動不足が気になる」(30代女性/企画・マーケティング・経営・管理職/東京都)という人もいた。
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