寄せられた声を見ると、夏のボーナスの支給額0円と答えた人は比較的少なかったものの、金額に不満を抱く人は目立った。

サービス業に従事する20代男性（年収300万円）は、「通常と比べて3割くらいで、9万円だった」と明かした。支給額には納得できないものの、「周りの友人や知人は、ボーナスがないところもある」と書いており、もらえるだけましだと自分を励ます。

不動産業の30代男性（年収550万円）のボーナスは80万円。金額だけを見ると決して悪くなさそうだが、新型コロナの影響による数か月間の給料が減っており、「ボーナスで80万円をもらっても、生活するのに足りない」と不満そうだ。

ほかにも「平均よりすごく少ない」（30代男性／ボーナスまだ支給なし／年収350万円）や「給料の1.25か月分がゼロに」（20代男性／ボーナスなし／サービス業）（年収250万円）などの声が寄せられた。

「今回の支給額はあまり変わらないが、冬からはガクンと下がると思う」

一方で「コロナにもかかわらずほとんど変わらなかった」（20代男性／ボーナス80万円／年収500万円／メーカー系）や「昨年より多い金額が出た」（40代男性／ボーナス290万円／年収1200万円／不動産・建設系）など、支給額は例年通りや逆に増えたと喜ぶ人もいる。

金融・保険系で働く30代男性（年収900万円）の勤務先は、コロナの影響で3月以降の業績は低下している。それでも約120万円のボーナスが入った。男性は、「業績にかかわらず、相対的にもらえている方だから満足」と喜びを綴った。

メーカー系の30代男性（年収900万円）のボーナスは、昨年よりも60万円上がって280万円。男性は「正当な評価をされた」と嬉しそうだ。

ただ、「今回の支給額はあまり変わらないが、冬からはガクンと下がると思う」（30代男性／ボーナス95万円／年収750万円／メーカー系）といった意見も見られた。みずほ総研の調査でも「2020年冬はさらに落ち込む」としており、支給額に大きな影響が出るのは冬からと警戒する人もいた。

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