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高学歴の子ども2人を育てた母親 「学歴は人生のゆとりになる。勉強がキツくてもあったほうがいい」

長野県在住の60代女性(パート・アルバイト)の家族は、東大卒の夫をはじめ、息子が東大大学院、娘もお茶の水女子大という、いわゆる高学歴一家だ。女性自身は短大卒だが「不満なない」と言い、学歴については「あったほうが良い」という。ただ「学業がどうしても不得意であれば、無理強いすることはないでしょう」と付け加える。

そんな女性だが、娘が高校時代にある教師から娘が言われたという教えを引き合いに出す。その教師は「大企業は、どうして有名と言われる大学から人を採用するのだと思う?」と生徒に投げかけた上で、持論を展開したという。

「君たちは勉強が好きかと聞かれて『大好きです!』と答えはしないだろう。しかし現に学校で教師の話を聞き自分で理解して問いに答えたり、基礎から積んで応用力をつけたり、というのは社会に出て行くための訓練なんだ」

さらに「有名といわれる大学には、この訓練を何とかものにして受験の成果を挙げた人が多くいる。企業は、その企業に貢献してくれる人を採用する。もちろん学歴だけでは、人に100%の評価はつけられない。ただし、目標を設定して目標に到達する力を持つ多くの人たちが、その企業の母体を支えているはずだ」と説いたのだ。

「学歴を持つと自分の周りの世界が変わる。ただそれだけのこと」

女性は、娘の話に共感するものがあったという。一方で「主人や子どもたちは、学歴を持ったことにあぐらをかいている訳ではありません」と述べる。

「主人や子どものレベルに行くと、周りもみんな同じ学歴です。そうなると学歴は問題ではありません。学歴を持つと自分の周りの世界が変わります。それだけのことです。ただ人それぞれなので、そのステータスに居心地が良いと感じるかどうかは、その人の考え方によるでしょうけど」

その上で、ある程度の学歴を有することは「自身の財産になる」という。そして、職業選択においても可能性が広がり、それが「人生のゆとりにもなる」と結論付けた。女性は「人生は老後まで長いから、やっぱりキツくても学歴は付けておいたほうが良いかと思います」とまとめている。

※キャリコネニュースでは引き続き「学歴は必要だと思いますか?」「趣味に最高でいくら使ったことがありますか?」に関するアンケートを募集しています。

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