この動画で学べること
- 外資系コンサル会社を歴任した青学教授による「DXとは何か?」が学べる。
- 自社のDXの取り組みをどこから着手すべきか、検討するヒントが得られる。
こんな人におすすめ!
- DXが必要と煽られているけど、何から着手すればいいか決めかねている経営者。
- 「DXをやれ」と言われたけど、ワクワクしなくてつまらないと感じているリーダー。
- 業務課題の壁にぶつかって「でも変えるのはムリ」と諦めかけている現場スタッフ。
「DXの“D”を取って考える」
この動画ではどんなことが学べるの?
そもそも「DX」って何なのか。外資系大手コンサルティング会社でパートナーを歴任し、現在は青山学院大学地球社会共生学部の教授を務める松永エリック・匡史さんの考えを聞いたインタビュー番組だよ。
米バークリー音楽院出身のギタリストの顔も持つ松永さんは、自らの経験を体系化して「アーティスト思考」を提唱したゼミを運営している。今回の動画は学生にも分かりやすい話にはなっているけど、社会人も参考になるんじゃないかな。
米バークリー音楽院出身のギタリストの顔も持つ松永さんは、自らの経験を体系化して「アーティスト思考」を提唱したゼミを運営している。今回の動画は学生にも分かりやすい話にはなっているけど、社会人も参考になるんじゃないかな。
彼はDXについて何と言っているの?
彼は「DXの“D”を取って(外して)考える」ということを強調している。重要なのは「X」、すなわちトランスフォーメーションであり、イノベーションであると。デジタルのテクノロジーを意識しすぎるのがいけない、というんだね。
そして、世界経済フォーラム(WEF)が、2021年の年次総会「ダボス会議」のテーマを「グレートリセット」に設定したことを例にあげ、我々が持っている既成概念を変えよう、実際に変えようと思えば、テクノロジーが自然とそれを支えることになる、と指摘している。デジタルは後からついてくる、ということだ。
そして、世界経済フォーラム(WEF)が、2021年の年次総会「ダボス会議」のテーマを「グレートリセット」に設定したことを例にあげ、我々が持っている既成概念を変えよう、実際に変えようと思えば、テクノロジーが自然とそれを支えることになる、と指摘している。デジタルは後からついてくる、ということだ。
「こんなこといいな、できたらいいな」で考える
デジタルツールありきじゃなく、経営課題ありきだという話ね。
この動画は学生向けなので、解決すべき社会課題として「地球温暖化」や「LGBTQ」などをあげていて、その部分を社会人が見るとちょっと首を傾げるかもしれない。
でも、“頭の中がグレートリセットされて、新しい発想をできる人が「DX人材」”と言われると、ある意味では正しいなと。松永さんからすると、DXの議論が狭くなっていて面白くないのだと。もっとワクワクする「あるべき姿」を描こうと言っている。
でも、“頭の中がグレートリセットされて、新しい発想をできる人が「DX人材」”と言われると、ある意味では正しいなと。松永さんからすると、DXの議論が狭くなっていて面白くないのだと。もっとワクワクする「あるべき姿」を描こうと言っている。
ビジネスってしくみだから、物事を緻密に組み立てられるエンジニアは必要だし、「あるべき姿」って会社の安定的な成長のためにやるのであって、ワクワクとかにこだわると道を誤るような気がするけど、言いたいことは分かるかな。
まあ、そこは学生向けという部分もあると思うので少し大目に見て。また松永さんは、DXの本質は「ドラえもんにあり」だと言っていて、面白いなと。つまりDXの未来は「こんなこといいな、できたらいいな」で考えるべきだというんだね。
ちょっと突飛にも思えるけど、例えば目の前の課題を解決するためには自社だけでは無理で、業界横断的なしくみが必要という場合だってあるじゃない? そのときに「だったらやめよう」じゃなくて「できたらいいな」と考えて大胆に取り組む人が出てくると、世の中もよくなっていくんじゃないかなとは思う。
ちょっと突飛にも思えるけど、例えば目の前の課題を解決するためには自社だけでは無理で、業界横断的なしくみが必要という場合だってあるじゃない? そのときに「だったらやめよう」じゃなくて「できたらいいな」と考えて大胆に取り組む人が出てくると、世の中もよくなっていくんじゃないかなとは思う。
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