DXとは「VUCAの時代」に「OODAループ」を高速に回すしくみを作ること | NEXT DX LEADER

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DXとは「VUCAの時代」に「OODAループ」を高速に回すしくみを作ること

全ビジネスパーソンが知るべきDXの意味 より

この動画で学べること

  • DXの定義と「VUCA」「OODA」といったバズワードとの関係が学べる。
  • 「継続的な価値創出ができるデジタル企業」になるためのDXの考え方が分かる。

こんな人におすすめ!

  • 「ビジネスモデルの変革」はすぐには無理だが、DXは進めたいと考える経営者。
  • 単なるデジタル化以上のDXに取り組みたいが、壮大な構想までは思いつかない人。
  • 思いつきではなく、確かな根拠に基づいて意思決定するしくみをDXで作りたい人。

現役データサイエンティストが解説するDXとは

DXを学びたい男性
この動画ではどんなことが学べるの?
DXに詳しいロボット
「DXとは何か?」「DXにはどんな意味があるのか?」について、現役データサイエンティストが普通のビジネスパーソンにも分かりやすい説明をしている動画だよ。

DXというと「デジタル技術を使ってビジネスモデルや組織、企業文化を変えること」という意味合いが強調されることが多い。確かに、それがDXの理想で、究極の到達点のひとつと言えるだろう。

でも、それって基本的にトップが主導して行うべき仕事であって、現場だけでできることではない。ボトムアップでやろうとしても縦割り組織の中では他部門の協力を得られないし、経営陣から丸投げされた情報システム部門がDXを進めようとしても結局はハシゴを外されて頓挫するケースも少なくない。
DXを学びたい男性
不確実性の高い時代に、新しいビジネスモデルを簡単に作れるなら苦労しないよね。
DXに詳しいロボット
そこで、トップが優柔不断なコツコツ型の日本企業にもできそうなDXが「デジタル技術によって“OODA(ウーダ)ループ”を回すスピードを加速する」というアプローチだ。

現場が起点となって「データ収集」「データ分析」「施策決定」「施策実行」のサイクルを速く回せば、いわゆるVUCA(ヴーカ)の時代にも会社が生き残る可能性が高まる。

重要なのは「臨機対応」「継続的な価値創出」

DXを学びたい男性
あの、「VUCA」って時々聞くけど、何の意味だっけ。
DXに詳しいロボット
Volatility(変動性)、Uncertainly(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を組み合わせた言葉で、「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」のことを指す。

VUCAの時代に一番危ないのは、過去の成功体験に基づくパターンで行動することだ。最新の情報を収集、分析し、それを施策に反映させて、その結果をすばやく検証して次の行動に活かさなければならない。
DXを学びたい男性
あと「OODAループ」っていうのは?
DXに詳しいロボット
アメリカの伝説的な航空戦術家のジョン・ボイド氏が発明した意思決定手法で、「観察(Observe)」「仮説構築(Orient)」「意思決定(Decide)」「実行(Act)」の4つのステップを、その時々の状況に応じてすばやく判断をするものだ。

これまではよく「PDCAサイクル」という手法が使われていて、動画ではOODAループと「大きな違いはない」と言っているけど、PDCAは決められた工程の中で生産性を高めるものであって、先の見えない状況の中で迅速に意思決定し行動するためのものではないと説明する人もいる。
DXを学びたい男性
ウォーターフォールとアジャイルみたいなものかな。
DXに詳しいロボット
確かに似ているかもしれないね。ともかく気をつけるべきことは、単なるデジタルツールの導入や一度きりのAIやアプリビジネスへの参入だけでは、一過性の効果しか得られないということ。DXによって「変化に対して臨機対応できるしくみづくり」「継続的な価値創出ができるデジタル企業になること」が重要ということを動画は強調している。

収集するデータは、顧客データや従業員データ、生産工場のデータなどのほか、顧客の生の声といった情報も重要。データ分析も統計処理だけでなく、人の直観で行う分析も大事だと言っている。こういうしくみを作るためのDXなら、意思決定の材料の精度が上がるのだから、保守的な経営陣もOKを出しやすいのではないだろうか。

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考察記事執筆:NDX編集部

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