この動画で学べること
- IT企業入社2年目のエンジニアが「プロジェクト・リーダー」の体験談を語る。
こんな人におすすめ!
- 経験が浅いのにプロジェクト・リーダーを任されて不安な若手社員。
- 初心を忘れてしまいそうになっている中堅プロジェクト・リーダー。
- 若手にPLを任せようか迷っている先輩社員やベテラン管理職。
嬉しさと不安の両方があった
この動画ではどんなことが学べるの?
IT企業でエンジニア職として働く24歳男性が、入社2年目のリアルを語っているよ。1年目は開発業務でプログラムを書いたりテストをしたりしていたけど、2年目の夏に「PLやってみない?」と言われたのだそうだ。誤解なきよう付け加えると、やらされ感はまったくない。
PLってプロジェクト・リーダーのことだよね。ちょっと早くない?
実はそんなことないんだよね。入社2、3年目とか、早いと1年目の終わりでプロジェクト・リーダーを経験する人は意外と少なくない。でも、実態はほとんど知られていないので、この動画は貴重な証言のひとつになっていると思う。
投稿者のそるたさんは、上司からPL就任を打診されたときに、いつかやりたかったので嬉しい気持ちと、不安な気持ちの両方があったそうだ。まだプログラミングのスキルもついておらず、もっと経験を積まないと、と思っていたところだった。
投稿者のそるたさんは、上司からPL就任を打診されたときに、いつかやりたかったので嬉しい気持ちと、不安な気持ちの両方があったそうだ。まだプログラミングのスキルもついておらず、もっと経験を積まないと、と思っていたところだった。
それでもやったんだ。勇気あるね。
規模がすごく小さく、開発期間も2ヶ月くらいだったし、上司もサポートしてくれるというので「今回はやらせてください」と引き受けたのだそうだ。上司だって人を見てアサインしたんだろうし、そこはやってよかったんだろうね。
結局、要件定義からテスト、リリースまで順調に進み、何事もなく終えることができたという。その一方で「このままではいけないな」という危機感も抱いたそうだ。
結局、要件定義からテスト、リリースまで順調に進み、何事もなく終えることができたという。その一方で「このままではいけないな」という危機感も抱いたそうだ。
「なりたいPL像」とのギャップに落ち込む
危機感とはどんなところ?
開発業務のほとんどを協力会社にやってもらい、自分で関与できなかったところだという。システムの仕様も最低限のことしか理解できず、クライアントへの説明は協力会社の人にやってもらった。
上司や他のプロジェクトのPLを交えた進捗や課題の共有会議でも、質問に対してその場で答えることができず「確認します」としか言えなかった。
上司や他のプロジェクトのPLを交えた進捗や課題の共有会議でも、質問に対してその場で答えることができず「確認します」としか言えなかった。
SIerの中には「PLやPMは管理業務中心。プログラミングができなくても大丈夫」と言う人もいるみたいけどね。
そるたさんの「なりたいPL像」は、コスト管理や進捗管理もするけど、システムのこともきちんと把握していて、お客さんにも適切に提案できる人。その理想と比べると、ギャップがありすぎて落ち込む部分もあったそうだ。
一方で、プログラミングとは別の「問題解決能力」が試されていることも感じたらしい。もちろん、一歩間違えばリリース延期になってしまうから、最終的には上司に確認はするけど、まずは自分で考えて解決策を判断する力が求められる、と思ったそうだよ。
一方で、プログラミングとは別の「問題解決能力」が試されていることも感じたらしい。もちろん、一歩間違えばリリース延期になってしまうから、最終的には上司に確認はするけど、まずは自分で考えて解決策を判断する力が求められる、と思ったそうだよ。
反省点を活かして新プロジェクトに参画
それは素晴らしい。最終的には「問題解決力」がある人が希少なんだよね。スキルの幅を広く取っておきたいという理想も、とても大事だと思う。
現在は、最初の小規模PLを終えた後、大規模案件の開発とPL補佐を務め、さらに最近は別の小規模案件のPLを掛け持ちでやっているという。
正直言うと、PMやPLは人によって「向き不向き」があるように思えるけど、適性があると思えば早めに経験してみるのもいいのかもね。そこでの経験が、今後の自分のキャリアを考えるきっかけになるし、次のプロジェクトにも活かせる。
正直言うと、PMやPLは人によって「向き不向き」があるように思えるけど、適性があると思えば早めに経験してみるのもいいのかもね。そこでの経験が、今後の自分のキャリアを考えるきっかけになるし、次のプロジェクトにも活かせる。
メールマガジン「NEXT DX LEADER」をメールでお届けします。 DX関係の最新記事、時事ネタなどをお送りする予定です。