この動画で学べること
- セールスフォースを使って「商談管理」をする方法が分かる。
- CRMソフトを使いこなすために必要な「業務の棚卸し」の方法が分かる。
- 自社の営業に合った「商談プロセスの設計」をするためのヒントが得られる。
こんな人におすすめ!
- セールスフォールを導入したけれど、いまひとつうまく使えていない人。
- 部下をどうマネジメントすればいいのか分からない、と悩む営業マネージャー。
- 自分が何人もいたら会社の業績が上がるのに、と部下に不満を抱く中小企業の社長。
初期設定では使いにくいが過度なカスタマイズも不要?
この動画ではどんなことが学べるの?
システムコンサルティングを行う株式会社フライクの代表・大瀧龍氏が、クラウドベースのCRMとして有名なセールスフォースを使った「商談管理の方法」について解説しているよ。興味深かったのは、この商談機能はセールスクラウドの標準機能で使えるんだけれども、初期設定のままでは使いにくいというところ。
投稿者の大瀧氏は、自社の3rdコンサルティングの実装環境を例に、設定方法を提案してくれているんだけど、決してゴリゴリに加工しているわけではなく、むしろ「カスタマイズをあまり加えないように」しているという。
投稿者の大瀧氏は、自社の3rdコンサルティングの実装環境を例に、設定方法を提案してくれているんだけど、決してゴリゴリに加工しているわけではなく、むしろ「カスタマイズをあまり加えないように」しているという。
要するに、画面周りは標準と大きく変わらないように見えるけど、どんな入力項目にするのかを考え抜いて設定している、ということなのかな。
その通り。大瀧氏によれば、最初にやることは「商談の進め方の棚卸し」だという。問い合わせから受注に至る「商談」の標準プロセスを整理し、それを7つのフェーズとして整理する例を示していたよ。フェーズの名称と中身については、動画で確認して欲しい。
次にやることは「フェーズ×ヒアリング項目」の整理で、前の工程で整理したフェーズごとに、どのようなヒアリングをするのか項目を決めること。3rdコンサルティングでは受注までに9つのフェーズを独自に設け、それぞれに何をヒアリングするのか決めている。
例えば3rdコンサルティングは、フェーズ4で「意思決定者の価値認識」をヒアリングすることにしていて、具体的に「なぜ3rdコンサルティングとやりたいのか」「費用対効果をどう見込んでいるか」といったことを聞くようにしているという。
次にやることは「フェーズ×ヒアリング項目」の整理で、前の工程で整理したフェーズごとに、どのようなヒアリングをするのか項目を決めること。3rdコンサルティングでは受注までに9つのフェーズを独自に設け、それぞれに何をヒアリングするのか決めている。
例えば3rdコンサルティングは、フェーズ4で「意思決定者の価値認識」をヒアリングすることにしていて、具体的に「なぜ3rdコンサルティングとやりたいのか」「費用対効果をどう見込んでいるか」といったことを聞くようにしているという。
「戦略的失注」にも対応可能
確かに、クライアントの思惑をきちんと聞いておかないと、プロジェクトを進める中で「期待外れだった」とか、終わったときに「思ったような形にならなかった」と揉めそうだからね。そういうものは商談の段階で押さえておくべき、という考え方は納得できる。
商談プロセスの見える化、標準化を踏まえてセールスフォースを設定しないと、自社にとって使えるシステムにならない。ヒアリング項目がシステムできちんと管理されていれば、上司が部下のマネジメントを的確に行うことができる。
フェーズごとに入力する情報やデータを工夫すると、例えば「2022年8月に完了予定の商談は何件?」が即座に抽出できるだけでなく、「2022年8月に完了する商談でフェーズごとにどれだけ金額が積み上がっている?」を見ることもできる。
フェーズごとに入力する情報やデータを工夫すると、例えば「2022年8月に完了予定の商談は何件?」が即座に抽出できるだけでなく、「2022年8月に完了する商談でフェーズごとにどれだけ金額が積み上がっている?」を見ることもできる。
受注に近づいている深いフェーズの商談や、金額の高い商談について「これどうなってるの?」と確認し、進んでいないようであれば手を打つことができるというわけだね。
そういうこと。もうひとつ参考になったのは「戦略的失注」という言葉。お客様の業務のタイミングなどと合わない場合には、商談をあえて中断し、時間を置いてアプローチすることが大事。そのための管理も、セールスフォースを上手に使うと、漏れなく対応できると言っている。
セールスフォースを導入してみたけど、どう使っていいのか分からないという会社の人には、ヒントになることが多いのではないかと思ったよ。
セールスフォースを導入してみたけど、どう使っていいのか分からないという会社の人には、ヒントになることが多いのではないかと思ったよ。
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