高価なBIツールの導入前にExcelを使い倒せているか? | NEXT DX LEADER

NEXT DX LEADER

この動画で学べること

  • データ経営に向けた「BIツール」導入の手順が分かる。
  • BIツールを導入した大手不動産業と大手メーカーの事例を知ることができる。

こんな人におすすめ!

  • 「BIツール」でどんなことができるのか、よく分からない人。
  • 「BIツール」の導入を提案されたが、そのまま受け入れていいものか迷っている人。
  • 経営にデータを活かす体制を作りたいが、どんな手順でやればいいのか分からない人。

BIツールは「データ分析による意思決定を支援」

DXを学びたい男性
この動画ではどんなことが学べるの?
DXに詳しいロボット
いわゆる「BIツール」を導入するためのステップについて、企業コンサルティングも行うデータサイエンティストの木村隆介さんが解説しているよ。導入ステップはもちろんなんだけど、「ツール導入前の心得」「推進体制のタイプ」のあたりもかなり参考になった。
DXを学びたい男性
そもそもだけど「BIツール」ってどういうもの?
DXに詳しいロボット
BIは「Business Intelligence」の略で、要するに企業に蓄積された大量のデータを分析し、スピーディな意思決定を支援するツールのことだ。GoogleデータポータルTableau(タブロー)、MotionBoard(モーションボード)といったソフトがある。

ExcelデータやCSVデータ、SaaS、基幹系/情報系システムDBなどのデータを、「抽出」「加工」したり、「レポート」「ダッシュボード」で見やすいように加工したり、「データ配信」「ダウンロード」を可能にし、経営判断や営業改善などに活用する。

でもこの動画では、そういったツールを導入する前に必要不可欠なステップ、あるいは推進体制のタイプとして「エクセル完結型」という体制を例示しているところが面白い。

現場が自分で分析できる体質づくりも重要

DXを学びたい男性
「エクセル完結型」って、どういうこと?
DXに詳しいロボット
社内にITやデータ分析に強い人材がおらず、マイクロソフトExcelやGoogleスプレッドシートを日常的に使い倒すところから始めるべき組織のことだ。

動画では「エクセルで10万行以内のデータ量」を想定しているけど、逆に言うと、エクセルで10万行を超えるデータを扱い、いろんな関数を使いこなすようになってから、はじめてBIツールを検討すべきということだね。
DXを学びたい男性
そもそもエクセルデータも活用していない組織では、BIツールの入力部分となるデータも揃っていない可能性があるな。
DXに詳しいロボット
たぶんそうなるよね。木村さんは BIツール導入の前の3つの心得のひとつに「まずは小さな取り組みから始める。場合によってはExcelで十分」と言っているよ。なお、Excelを使い倒している組織として、以前動画でも紹介したワークマンの名前が出ている。

また、木村さんはプロジェクトが進まない/失敗する3つの要因のひとつに、「現場とデータ分析者が発注と受注の関係になっている」と指摘している。

データ分析者が現場からの依頼通りに動くのではなく、現場でもある程度分析できるようにしておき、さらに詳しいことがしたくなったときにデータ分析者に声をかける、という状態にすべきということだ。現場が自分で分析できる体質づくりまでが必要なんだね。

メールマガジン「NEXT DX LEADER」をメールでお届けします。 DX関係の最新記事、時事ネタなどをお送りする予定です。

YouTube:【成功するBI】ビッグデータ分析のプロから学ぶ、データドリブンを実現するBIツール導入と社内推進体制とは?

考察記事執筆:NDX編集部

【成功するBI】ビッグデータ分析のプロから学ぶ、データドリブンを実現するBIツール導入と社内推進体制とは?の再生回数推移