Googleが提供しているWebページのアクセス解析サービス「Google Analytics」って知ってると思うけど、あれの旧バージョンが近々使えなくなることについて、どういうことなのか、概要を分かりやすく説明してくれているよ。

「ユニバーサルアナリティクス（UA）」とは、2012年に公開したGoogle Analytics のVer.3のこと。現在の最新版は2020年公開のVer.4で、これが「GA4」と呼ばれている。

で、旧バージョンのUAでの測定は2023年7月1日に終了し、2024年1月1日には閲覧も終了する。だから何の対応もせずに、そのまま放置というわけにはいかないんだ。それに、測定終了前に移行しておかないと、1年前との比較などもできなくなってしまう。

かなり違うらしいよ。そもそも、これまでのUAは「PV（ページビュー）単位の測定」だったけど、GA4は「イベント単位の測定」になるという。この「イベント」という考え方がこれまでのPVとは全く異なるので、慣れるのが難しいと頭を抱えている人たちが多い。

特にUAを積極的に活用し、UAの考えにどっぷり浸かっていた人たちから悲鳴が上がっている。でも逆に言うと、これまで使ってこなかった人は、スタートラインに立てるチャンスかもしれないよ。

UAが登場した2012年は、インターネットのコンテンツはウェブサイトが大部分。その後、スマートフォンが登場し、ゲームや動画、アプリが出てきたわけだけど、それを踏まえた抜本的なバージョンアップが行われたのが2020年ということになる。

もちろんUAを使って、閲覧者のアクションをいろいろ追跡していこうとする人たちもいたわけだけど、それにも限界が来てしまった。もう新しい考え方に切り替えていこうというのが、Googleの考えなんだろうね。

これはなかなか難しい話なので、別の動画なども見て総合的に理解して欲しいけど、この動画では「GA4登場の背景」として「ページ単位で行動を測定することの限界」「1つのデバイス単体で行動を測定することの限界」などを指摘している。

裏を返せば、ページ単位ではなく複数ページに渡る一連の行動を追うことや、PCとスマホあるいはウェブとアプリなど複数のデバイスで行動を追うことが、「イベント」という発想に関わってくるんだろうね。

なお、他の動画によれば、GA4のイベントには「自動収集イベント」「測定機能の強化イベント」「推奨イベント」「カスタムイベント」の4つがあるという。まずは自動収集されているイベントを見たり、GA4から推奨されるイベントを設定したりすることから始めればいいのかなと思っているよ。

動画では「1.まずはGA4のタグ設定を」「2.社内のレポート体制を検討」「3.GA4の情報収集＆とにかく慣れる」の3つをあげているよ。特に1はすぐやるべきで、UAユーザーの移行方法も動画で触れているので、未対応の人は要チェックだ。