無料公開「Power Automate for Desktop」で何が自動化できる？

無料PC自動化ツール Power Automate Desktop でできること７選（再アップ）より 2022.09.22

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この動画で学べること

マイクロソフトが無料公開した「Power Automate for Desktop」の具体的な活用例が分かる。
PC自動化ツールで何ができるのか、動作のイメージがつかめる。

こんな人におすすめ！

マイクロソフトが無料公開した「Power Automate for Desktop」について全く知らない人。
自動化ツール「Power Automate for Desktop」でどんなことができるのか知りたい人。
毎日Windowsを使っていて、もっと仕事を効率化したいなと考えている人。
「DXで会社のコスト削減」と命じられているが、具体的な手法が思いつかない人。

Windows上で無料で使える自動化ツールを紹介

この動画ではどんなことが学べるの？

マイクロソフトが2021年3月から無料公開している「Power Automate for Desktop（PAD）」ができることの具体例を紹介しているよ。「PADにできること７選」というタイトルだけど、これがすべてではなく、あくまでも代表的な使い方のサンプルだ。

PADはPC自動化ツールで、RPA（Robotic Process Automation）の機能を備えているローコード（プログラミングの知識がなくても設定できる）ツールだ。Windows上で動作し、Windows11には最初からインストールされているよ。

そのPADで、どんなことができるの？

詳しくは動画を見てほしいけど、7選にあがっている作業は「データ集約」「Webからデータ抽出」「Webシステムへ値入力」「デスクトップアプリ操作」「ファイル移動」「メール一斉送信」「受信メール一覧取得」といったものだ。

「どういう作業が自動化できるのか」の具体的なイメージを見ないと、用途が分からない人には役立つ。自動化の設定方法の説明は飛ばしているので、「あ、これやりたい！」となった場合には、それ用の設定方法を調べて学ぶ、という流れになる。

VBAでは難しいWebとの連携も簡単に

こういうのって便利なものなのかなあ。

最初の使い方にあげられている「データ集約」とは、複数のExcelデータをひとつにまとめるというものだけど、動画では「各支店の売上データを一枚のシートに集約する」という例で紹介されている。

例えば、全国の支店がフォルダに格納した前日の売上データを、本社で翌朝に集約する作業をしている人がいると思うけど、これを手作業でやると手間がかかるし、コピペのミスも起こりやすいよね。こういうのはPADでの自動化に向いている。

ExcelだとVBAを使ったマクロで自動化できる作業もあるけど。

マクロ機能と同じ自動化がPADでできるものもあるけど、「Webからデータ抽出」なんかはVBAでやろうとすると結構難しいみたいだよ。そういうものも、PADでは比較的簡単にできるみたい。

逆に「Webシステムへ値入力」もできる。最近の業務システムはクラウドでWebベースのものもあるので、手元のデータ集約と確認はExcelでやり、最終入力はWebへ転記、なんて作業をしている人には便利かもね。もちろん値入力はデスクトップアプリでもできる。

「とりあえず自分で勉強してみようか」と思えそうな動画だね。

PADの機能については、マイクロソフトのガイド付きツアーも見てほしい。こういう革新的かつ無料のサービスは、使わない理由がないはず。なのに、それを使う会社といつまでも使わない会社があって、大きな差が出てきてしまう。

将来は「PADも使わせてもらえない会社では働きたくありません」というプロ事務の人も出てくるだろうね。日本企業の「DX格差」って、まずはこういう形で現れてくるのかな、という気がしたよ。

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