日経新聞「間違いだらけのChatGPT」は使い方が悪いだけ?
【保存版】ChatGPTを使いこなす定番の質問文47コ~3つの要素・8つのパターンを理解し、AIチャットを使いこなす! よりこの動画で学べること
- ChatGPTで望んだ回答を得るための「定番の質問文」を紹介している。
こんな人におすすめ!
- 「ChatGPTをなんとか生産性向上に使えないかな?」と考えている方。
- 「AIなんてまだまだ使い物になるわけがない」と侮っている方。
生産性が上がらないのは「自然言語の答えを使うタイプ」
この動画ではどんなことが学べるの?
話題のAI、ChatGPTをより使いこなせるようになるための定番の質問文を47個も紹介してくれているよ。
投稿者のリモートワーク研究所さんは、これから求められるスキルであるAIへの質問力を「プロンプト・エンジニアリング」と呼び、「問い」と「条件設定」「応対」という3つの要素の8つのパターンを整理している。
投稿者のリモートワーク研究所さんは、これから求められるスキルであるAIへの質問力を「プロンプト・エンジニアリング」と呼び、「問い」と「条件設定」「応対」という3つの要素の8つのパターンを整理している。
ChatGPTって、何か疑問を入力して答えを得るものじゃないの?
基本的にはそういうサービスだけど、そういう使い方だけでは幻滅期が早く来てしまうかもしれない。あるコンサルタント出身者が、ツイッターにこう投稿していた。
「単にAIに聞いた自然言語の答えを使うタイプは、間違った答えかどうか分からないし脳死が進むだけ。AIを処理のプロセスとして利用できる人は、生産性が100倍になる」
へえ。先日、日本経済新聞が編集委員の署名入りで「間違いだらけのChatGPT 真の知能にはなお遠く」なんて記事を出していたけど。
あの記事では、ChatGPTは「最新情報は苦手」とか「常識や論理を解せず」とか「まだ犬や猫にも及ばない」とか散々の言われようだった。でも、あれは日本のサラリーマン読者に「まだまだ恐れるには足りませんよ」と慰めを振りまくためだったのかもね。
ChatGPTはウェブ上にある情報をインプットとして、それをスピーディにまとめて回答してくるので、そこに凄さを感じたり誤りを笑ったりする人が多い。でも、答えの内容の正確性は、最初からまったく保証されていないんだ。
でも、ChatGPTをアウトプットではなく「処理のプロセス」として活用すれば、インプットに左右されず生産性を確実に上げられるというわけだ。
ChatGPTはウェブ上にある情報をインプットとして、それをスピーディにまとめて回答してくるので、そこに凄さを感じたり誤りを笑ったりする人が多い。でも、答えの内容の正確性は、最初からまったく保証されていないんだ。
でも、ChatGPTをアウトプットではなく「処理のプロセス」として活用すれば、インプットに左右されず生産性を確実に上げられるというわけだ。
「要約・分析」「他言語の翻訳・添削」では威力を発揮
具体的にはどういうことなの?
「○○について教えて」など「AIに聞いた自然言語の答えを使うタイプ」に属する使い方は、動画では「1.質問・文章作成」というパターンとして紹介されている。これはこれで便利な場合もあるけど、先ほど言ったように回答の正確性は保証されていない。
例えば、ChatGPTのインプットは英語圏のものが多いけど、それを踏まえずに、例えば社会制度や裁判などについて質問しても、正しいように見えて日本ではまったく適用できない回答が来る可能性が高い。
一方、「2.要約・分析」「3.他言語の翻訳・添削」といった使い方は、インプットとなる情報はこちらで用意しておき、「AIの処理プロセス」だけを利用している、という違いがある。
例えば、ChatGPTのインプットは英語圏のものが多いけど、それを踏まえずに、例えば社会制度や裁判などについて質問しても、正しいように見えて日本ではまったく適用できない回答が来る可能性が高い。
一方、「2.要約・分析」「3.他言語の翻訳・添削」といった使い方は、インプットとなる情報はこちらで用意しておき、「AIの処理プロセス」だけを利用している、という違いがある。
現状のChatGPTのインプットに、どのくらいの信用を置くかだね。
「要約・分析」の質問例を挙げると、「以下を校正して」「以下を要約して」「以下の論理に間違いがあるか教えて」「以下のデータから何が言えるか教えて」「以下をグルーピングして」という依頼を投げ、その下に要約や分析をしてほしい文章を入れる。
そうすると、指示通りの作業を行ったアウトプットを出してくれるだけでなく、「どこを直したの?」と尋ねると答えてくれる。これは「他言語の翻訳・添削」でも同じだ。
そうすると、指示通りの作業を行ったアウトプットを出してくれるだけでなく、「どこを直したの?」と尋ねると答えてくれる。これは「他言語の翻訳・添削」でも同じだ。
「AIを処理のプロセスとして利用できる人は、生産性が100倍になる」の意味が、ようやく分かってきたよ。
そうやって考えると、日経新聞の「間違いだらけのChatGPT」は使い方が悪いだけであって、別の使い方をすればAIの凄さを理解できるのではないだろうか。
「真の知能」とは何か、そこに近づいているかはともかく、適切な使い方をすればAIの能力の高さには驚かされる。ある種のシンギュラリティ(AIが人類の知能を超える技術的特異点)の到来はかなり近づいている、という見方もできるのかもしれないね。
「真の知能」とは何か、そこに近づいているかはともかく、適切な使い方をすればAIの能力の高さには驚かされる。ある種のシンギュラリティ(AIが人類の知能を超える技術的特異点)の到来はかなり近づいている、という見方もできるのかもしれないね。
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